全身赤と青のタイツに身を包み、両手を広げて「ヌーブラヤッホー!」と絶叫する——。2000年代のテレビ界に鮮烈なインパクトを残したお笑いコンビ・モエヤン。そのひとり、赤いタイツでお馴染みの池辺愛さん(45)は、現在2人の子供を育てる母親です。
実は池辺さん、国立大学の附属小学校に“お受験”で入学し、慶應義塾大学を卒業した才女。エリート街道を歩んできた彼女が、なぜあの衝撃的なパフォーマンスをするに至ったのでしょうか。「ヤッホー!」の原点を聞きました。(全2回の1回目/つづきを読む)
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父は税理士、母は教員…ピアノとバレエを習っていた
――大阪出身の池辺さんは、国立大学の附属小・中・高校に進学し、慶應義塾大学を卒業された才女です。小さい頃はお嬢さまだったのでしょうか?
池辺愛さん(以下、池辺) お嬢さまかわかりませんが(笑)。父は税理士、母は教員、妹は大学でピアノ科を専攻していました。
両親は、やりたいことは何でもやらせてくれる方針でした。体操やピアノ、新体操にバレエと、興味を持ったものには何でも挑戦させてくれましたね。
お習字の習いごとを「辞めたい」と言ったときも、「もっと頑張りなさい」と引き止められることはなくて。「じゃあ、辞めとき」と、あっさり受け入れてくれるような親でした。
――そうした環境の中、どんな経緯で芸人になったのでしょうか?
池辺 中学2年生で市民参加型のミュージカルに出たんですが、それがすごく楽しくて。「将来は人前に出る仕事に就きたい!」と思いました。
大学3年生のときに三宅裕司さん率いる劇団のオーディションを受けましたが、最終選考で落ちてしまって。1年間、研究生になった後に劇団員になって、そのまま大学卒業後は就職せずに舞台に出ていました。
その後、東京メッツというミュージカルグループに入団して、今の相方と出会いました。もともとお笑いが大好きだったので、彼女にシティボーイズのDVDを見せて勧誘して。モエヤンを結成することになりました。
――芸人にチャレンジしてから、すぐに軌道に乗りましたか?

