4人一緒の生活に抵抗は「全くない」

――いざ4人で生活を始めてみて、抵抗は感じませんでしたか?

喜久子 こちらへお嫁に来たわけだけど、私たちの感覚としては、それまでずっと双子で一緒にいたので、その延長線上という感じでしたね。

美智子 そうそう。

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――忠義さん、孝晴さんたちも同じでしたか。

忠義 全くないです。

孝晴 全く。

――双子同士でよく馴染む感じ?

忠義 ともかく明るい人たちですから。黙って夫婦で言葉も交わさない、ということはまずありません。

左から姉の深見美智子さんと妹の深見喜久子さん

――喧嘩もしない?

美智子 ないですね。

喜久子 仕事の打ち合わせで、やり方について意見が分かれることはあります。

美智子 それで3対1に分かれたりすることはありますね。でも、採用されるのは多数決で3人が言ったほうです。いかに効率よく、時間短縮できるか、という基準なので。

――多数決を引きずったりもしないと。

美智子 しません。

喜久子 ねちっこい性格でもないので。

――50年を超える夫婦二組の生活を送ってきて、相手を間違えたことって。

美智子 1回だけありました。ここで2人がお昼寝をしていて、肩を叩いて用事を頼んだら、孝ちゃんのほうで。「あれ、間違えた」って。でも、それくらいです。

忠義 まず、しゃべったら分かります。声で。

孝晴 声で分かるし、横顔を見ればもう。

弟の深見孝晴さん(83)と妹の深見喜久子さん(77)

――スマートフォンの顔認証システムは双子だと見抜けないらしいですね。

美智子 孫のスマートフォンで試したら、4人とも顔認証でロックが解除できてしまいました。「最新機種なのにね」と、みんなで大笑いしました。