双子の兄弟と姉妹同士で結婚し、50年以上も夫婦二組で同じ屋根の下で暮らしながら、仕事もしている、兄の深見忠義さん(83)と姉の深見美智子さん(77)、弟の深見孝晴さん(83)と妹の深見喜久子さん(77)の二組の夫婦。

 それぞれ2人の子どもに恵まれ、今では孫たちも集う賑やかな大家族を築き上げた4人に、被らないように計画したという夫婦それぞれの妊娠、出産を経て8人の大家族となってからの生活などについて、話を聞いた。

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子どもたちは全員が“うちの子”、孫たちは“みんなの孫”

――それぞれ2人のお子さんに恵まれていますが、出産の時期が被らないように計画していたと。双子だとお産の傾向が似ているなんてことは?

美智子 流産を経験したのが1回ずつで、同じだったりしましたけどね。お産に関しては、1人の先生にずっと診てもらっていました。その先生は病室に来て、「カルテを見ても、顔を見ても分からない。どこで区別したらいいんだろうね」なんて言っていましたけどね。

――子育てはもちろんみんなで協力して?

忠義 子供たちは、区別なく全員が同じ“うちの子”ですね。

左から姉の深見美智子さん(77)、妹の深見喜久子さん(77)、弟の深見孝晴さん(83)、兄の深見忠義さん(83)

美智子 学校行事は、都合のつく人が行くようにしてました。私が足を痛めて授業参観に行けなかった時は、喜久ちゃんに行ってもらったり。先生もどっちが母親か分からないですから(笑)。

 私の長男が小学校に入学する際に、喜久ちゃんの長男が先生に「今年、弟が入ってきますのでよろしくお願いします」と言ったそうです。先生が「え、弟?」となって、慌てて家庭環境調査票を見ても弟なんていないから、うちに連絡してきて。

 子供たちはお互いがいとこでなく、兄弟のつもりでいるんですよ。それを説明したら「ああ、そうなんですか」と。

――今はお孫さんもいますよね。

美智子 孫たちも“みんなの孫”です。小学校に入るくらいまでは、「おばあちゃんは、どっちのおばあちゃん?」と聞いてくることがありましたけどね。

――もはや大家族みたいな。

美智子 そうそう。

 

忠義 だから、この食卓も円卓なんです。最初は長方形だったのですが、子供が小さいと、取りたいおかずに手が届かないから。