4人の間に「隠し事は全くない、全部オープンですから」
喜久子 お墓は、もう建てて準備してあるんです。長男たちの家の近くに、隣同士で。
――そこも隣同士なのですね。4人は夫婦であり、兄弟姉妹でもあり、一つのチームでもあるといいますか。
美智子 四つ子みたいな感覚かもしれませんね。
忠義 そうだと思います。なんか言いたいことがあったら、こっち(喜久子さん)にも言うし、こっち(美智子さん)にも言う。自分の嫁さんにしか言わない、なんてことはまずあり得ませんから。その代わり、怒られる時も両方から怒られますけどね(笑)。
美智子 忘れることが多すぎて、ついつい口うるさくしちゃう(笑)。
孝晴 最近はたしかに忘れることが多いので、こっちからもあっちからも「言ってあったでしょう」と言われます。でも、隠し事は全くない。全部オープンですから。それが、ここまでやってこられた秘訣かもしれませんね。
「一緒に写真を」と声をかけられる町の人気者に
――4人で歩いていると、声をかけられることも多いのでは。
喜久子 スーパーで買い物してたら、双子のお子さんを連れたお母さんから「記念に一緒に写真を撮ってください」と頼まれたり。知らない方たちのカメラに私たちの写真がたくさん入っていると思います(笑)。
美智子 ウォーキングをしていたら、前にテレビで見たという方から写真をお願いされたこともありますよ。「私のほかに数人いるんですけど、一緒でもいいですか」っていうから「どうぞどうぞ」と答えたら、10人以上もいて。後日、「みんなに写真を見せて回って自慢しました!」なんて報告してくださって。
忠義 銭湯で「テレビ見ました」と、裸で声をかけられました。兄弟別々だったのに、すぐに「双子の片方だ」って分かったみたいで驚きましたね。
――お話の内容もさることながら、4人が並んでいる画だけでもホンワカするというか、手を合わせたくなるほど神々しいといいますか。宝船に乗ったことないですけど、きっと乗ったらこんな感じなんでしょうね。
忠義 (笑)。
美智子 (笑)。
孝晴 (笑)。
喜久子 (笑)。
写真=深野未季/文藝春秋
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