若きオーナーママを襲った従業員の“反乱”

――実際にご自身のお店を持ってみて、ご苦労も多かったと思います。とくに大変だったのはどんなところでしょう。

ゆり姫 やっぱり一番は人間関係ですかね。20代のオーナーママというだけで珍しいですし、当時の私は金髪で着物を着てママをやっていたんですよ。それで周りから「何あの人」みたいな目で見られることも多かったですね。

クラブをオープンさせて半年足らずでコロナ禍の緊急事態宣言になってしまったのだとか

――オーナーになると、年上の方を雇うケースも多いわけですよね。

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ゆり姫 クラブに働きに来る女の子って、30代後半とか40代の方が多いですからね。ただ同年代は同年代で、年が近いとナメられる部分もあるので。どっちにせよ、女の子の扱いにはかなり悩まされました。

 

――「女の子を大事にできるお店」という動機が根本にありましたが、その点ではどうでしょう。

ゆり姫 自分としてはできるかぎりのことはやったつもりです。「これだけやったら、これだけお給料も上げるよ」というのを示して、他のお店と比べてもかなり好待遇にしていたんですけどね。

 でも、その環境が当たり前になると、態度の面でも「それが当然でしょ」という風になって……。わがままなんですよね、女の子って(笑)。

――実際に、従業員とトラブルになったことはありますか?

ゆり姫 ありますね。というか自分の店なのに、孤立していた時期もありましたよ。

――それはちょっと、穏やかではないですね。一体何が?

ゆり姫 そもそもは、私のことを嫌っている黒服の子がいて。その子が女の子たちを巻き込んで、「ママをハブろう」って言い出したみたいなんですね。

――それはまた、ずいぶん幼稚な……。

ゆり姫 それで、普通はママがそれぞれのお客様の席に挨拶に行くものなんですけど、キャストの子から「もうママ、来ないでください。あのお客様、ママのことNGなんで」というのを連発されたことがあって。

クラブママとして数々の困難を乗り越えてきた

――実際に、結託されてしまった。

ゆり姫 やっぱり、黒服の子と女の子は関係が近くなりやすいですから。私としては「いや、NG出されるようなこと何もしてないよ」と思うんですけど。それでも、当時は結構しんどかったですね。

――そのときは何か対処をされたんですか?

ゆり姫 いえ、でも、結局そういう子たちってすぐに辞めていくんですよ。それで、最後にいい子が残る。人間ってそういうもんなんかなって、色々勉強になりましたね。