――作り替えるたび数百万円は優に飛んで行きそうですが、それで思うような結果が出なかったことは?

ゆり姫 全然ありますよ。もうそのときは、すぐにその後のイベントに出すのを中断して、別の仕様に作り替えて。カッコよく思われない状態で、この子を並べるのは恥ずかしいですから。

――もはや情熱というか、執念の域ですね。ただ、これだけ車にお金をかけていると、周りから「どうせ男に貢いでもらった金だろ」といったやっかみもあるのでは?

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ゆり姫 あぁ、最初の頃はありましたね。まぁ、そう見られてもしゃあないやろなと。仕事柄、そういうのはよくあることですから、とくに気にはしていなかったですね。

 

「自分だけ変わらんわけにはいかへん」夫のため手放したキャリア

――そうしてドレスアップカーのイベントに出展していくなかで、現在の旦那様と出会ったとか。

ゆり姫 ええ、夫はそういったイベントを主催している人で、8年くらい前に私がそのイベントに出させてもらったんですよね。出展する際のブースを融通してもらって、そこから仲よくなっていきました。

――それで、入籍されたのが昨年。交際期間は長かったのですか?

ゆり姫 いえ、付き合い始めてからは3ヶ月で入籍を決めました。

――それは、かなりのスピード婚ですね。

ゆり姫 実際、ずっとお互いに気持ちはあったんですけど、こっちは京都で、向こうは埼玉。当時はどちらも仕事を第一に考えていたこともあり、現実的に考えると難しいかなって状況が続いて。でも、向こうから「俺がそっち行くから、付き合ってほしい」と。

――距離を乗り越える、情熱的なアプローチがあった。

ゆり姫 それからしばらく、新幹線で京都まで通ってくれたんです。交通費だけでもかなりの金額になっていたと思いますよ。

――それでかなり、気持ちも傾いた?

ゆり姫 そうですね。もともと彼は埼玉の方で建築関係の仕事を自営でやっていたのですが、それも畳んで、京都に来てからは会社に勤めてくれて。

――もう、すべてを捧げる覚悟ですね。

ゆり姫 なので私も、夫から「クラブの仕事を辞めてほしい」と言われたとき、それに応じることにしたんです。

――旦那さんの思いに応えたと。ただ、仕事を辞めることに迷いもあったのでは?

ゆり姫 もちろん苦労してやってきた自分のお店ですから、葛藤はありましたよ。今でもつい、「そろそろ繁忙期やなぁ」とか考えたり。でも、相手にこれだけやってもらっているので。自分だけ変わらんわけにはいかへんのやろなって。