ツケで飛んだ客、売掛金の回収は?

――お客さんとのトラブルなどはどうでしょう? クラブ経営となると、大きなお金も動きますよね。

ゆり姫 優しい方が多かったので、大きなトラブルに遭ったことはないですね。ただ、お客さんが売り掛け(ツケ)で飛んじゃう、といったことはありましたよ。

 

――それは回収できたんですか?

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ゆり姫 できなかったです。一応、免許証のコピーはもらっていたので、家までは行ってみたんですけど。もう完全に、もぬけの殻でした。「ああ、これ以上はもう追っかけられへんな」って。

車弄りでも「負けず嫌い」は健在

――そうした目まぐるしい経営と子育てのなかで、車のカスタムに出会った。ご近所の車屋さんで日産・プレジデントに一目惚れしたのがきっかけだそうですね。

ゆり姫 はい、子どもが7歳と5歳の頃でした。それまではまったく車に興味がなく、普通にファミリーカーとしてVOXYに乗っていたんですよ。

――そこからプレジデントを購入するだけでなく、さらにカスタムの世界にまで踏み入った。かなり珍しいケースかと思いますが、何かきっかけが?

ゆり姫 もともと、このプレジデントが軽く弄ってある状態だったんですよね。それで、車好きの知り合いから、「ドレスアップカーのイベントがあるから出てみたら」と誘われて。

――いざ出展してみたら、楽しかった?

ゆり姫 ええ、最後の授賞式で、こんなちっちゃいトロフィーをもらって。それがめっちゃ嬉しかったんです。そのまま「もっと上に行きたい!」とすぐに火がついて、次はもうフェンダーまでやっちゃっていましたね。

大がかりな板金加工なしにこの曲面は実現しえない

――フェンダー加工となると、ホイールやエアロと違ってボディそのものの加工ですから、費用も相当ですよね。イベントでこのプレジデントを見かけるたび、色や形が変わっている印象もありますが……。

ゆり姫 今までで色は6回、フェンダーは3回作り替えています。やっぱり結果がついてこないと悔しいですから。