ご飯の味が薄い…入学直後の「カルチャーギャップ」

村上 あと、独特の教育といえば、農業とか家づくりとかもやるんです。小3で田植えをして米作りを経験し、小4で竪穴式住居をつくり。あと、演劇も小3からやるんです。それにも教育的な意図があって、全世界的にその国の古事をやるんです。ヨーロッパだとギリシャ神話とかで、日本の場合は日本神話。「ヤマタノオロチ」。

岡村 へえ~!

村上 スサノオノミコトが主役で、ヤマタノオロチを倒す話。僕はスサノオをやらされました(笑)。

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岡村 じゃあ、演技に関してはその頃から馴染んでたんだ。

村上 強制的に(笑)。でも、唯一無二の教育を受けてきたと、振り返れば思います。シュタイナーは岡本太郎のように「教育は芸術だ」と言ってる人で、僕も人生そのものが芸術だと学んだんです。

 

岡村 有名な卒業生はいます?

村上 シュタイナーの哲学に則った学校は、日本ではマイナーですけど、世界中にはたくさんあって。シンガーソングライターのトム・ウェイツ、『モモ』の作者ミヒェエル・エンデもそうみたいです。

岡村 へえ~!

村上 ただ、最初はめっちゃイヤだったんですよ。僕は小学校に入るまでは都内在住の超都会派。いろんな有名人の二世がいるような幼稚園に通ってましたし、当たり前のようにテレビも観てました。

 それがシュタイナーに入った途端、食べものは玄米中心、服は綿のもの、みたいな。だからもう、小1から反抗期。母親がマクロビオティックにも目覚めたので、それまでは白米を食べ、肉も食べ、お菓子も食べ、テレビも観ていたのに禁止。幼心に「は? ご飯の味、薄いんですけど?」って(笑)。