野球コラムの書き方を楽しく学ぶ「文春野球学校」のメンバーが、ほとばしる野球愛で執筆した「偏愛選手名鑑」の2026年版です。通常の野球名鑑には載っていない情報と情熱をお楽しみください!

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[はじめに]
機は熟した。大航海を続けた新庄丸。大漁旗をなびかせて、いよいよ着岸の時。昨季逃した大きな獲物、今度は必ず釣り上げる。ビール、ワイン、牛乳と、なんでもあるよ、北海道。飲める人も飲めない人も、秋には皆で乾杯したい。我ら偏愛選手名鑑・チーム日ハム、全力でDOMIった一文字、一文。どうぞご堪能ください。
(ファイターズ執筆チーム監督:P。)

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【監督】

1  新庄 剛志  (しんじょう つよし)  1972年1月28日生まれ
覚えていますか、どデカ襟のシャツで臨んだ入団会見を。あれから5年。チームを、人の見る目を、180度変えてきた。大航海の最終章は圧倒的勝利で駆け抜けると誓う。成熟の時、新庄軍が球界を支配する。ドミるぜ! (P)

Yes, we can! DOMIるぞ!  撮影:P。/文春野球学校

【投手】

12  矢澤 宏太  (やざわ こうた)  2000年8月2日生まれ
"投"は開店休業中だが、体脂肪率1桁ボディが放つ"打"は右肩上がりの二刀流。昨年CSファイナルで神走塁を披露し"足"もイケる。次の塁も背番号1も奪えるか。今年の目標は「LINEの返信を早くすること」。 (P)

13  生田目 翼  (なばため つばさ)  1995年2月19日生まれ
11月の対ファイターズ戦ではエスコンにて特大のプロ初アーチ(非公式・軟球)を放った常陸の強打者。怪我もあったが、どんな場面もおまかせあれな投球も健在。同級生ジャスティスとの息の合ったやり取りも軽快。 (オバ玉)

14  加藤 貴之  (かとう たかゆき)  1992年6月3日生まれ
夏場に2試合、サヨナラ負けで完封勝ちを逃した。既定投球回数未到達は5年ぶりだった。今季は「(ローテの)5番目を目指す」。全身脱毛は昨年施術を全うし、動物保護団体への寄付も済ませた。継続は力なり。 (鎌)

15  北山 亘基  (きたやま こうき)  1999年4月10日生まれ
「曲を聴くと大切な人たちの顔が浮かぶから」星野源のファンになり、5月の札幌公演を観た。12月放送の星野のラジオに出演した時は心から楽しそうで、『光の跡』を選曲した。彼が沢村賞を獲ったら、とても素敵だ。 (鎌)

16  達 孝太  (たつ こうた)  2004年3月27日生まれ
初登板から全て先発で7連勝のプロ野球記録を含む8勝をあげて飛躍した。開幕第3戦の先発が内定も新人の時から希望は開幕投手。頼りになる人も、元気をくれる人も、達孝太。自分を落とす事はたった一言も言わない。 (八月)

17  伊藤 大海  (いとう ひろみ)  1997年8月31日生まれ
獲ったり! 投手の最高栄誉・沢村賞。皆の願い「今年こそ」をその双肩に、真のエースはゴールを目指す。趣味の釣りはプロ級の腕前。本業でも大きな獲物を釣り上げたい。さあ大海へ出航だ。優勝という名の港で待つ。 (P)

18  山﨑 福也  (やまさき さちや)  1992年9月9日生まれ
8年ぶりの完封勝利もあったが、なかなか白星は増えなかった。晩夏の鎌ケ谷で若者達に触発され、フォームにも球威にも強さを戻した。今季は改めて先発で勝負する。打席に入れるのも今季までか。一発狙ってしまおう。 (鎌)

19  玉井 大翔  (たまい たいしょう)  1992年6月16日生まれ
お帰り、玉ちゃん! やや横投げにしたフォームで、シーズン登板0から40試合へ完全復活。ピンチの場面に回またぎ、今季も頼むよフル回転。今年34歳、ベテランの域に入ったが、宮西大先輩のイジられ役は継続中。 (P)

20  上原 健太  (うえはら けんた)  1994年3月29日生まれ
「友貴哉に勝負を」と更改で宣戦布告。中継ぎ転向がドハマりし復活、瞬く間に修羅場を任され防御率1.11と驚異の数字を残した。オフはお肌のシミ取りに励み、身も心もダウンタイム。不敵な涼顔で、9回をさらう。 (いずみ)

22  杉浦 稔大  (すぎうら としひろ)  1992年2月25日生まれ
プロ13年目。オフは4人の子供のお世話で大車輪の活躍のパパ。未だ衰えぬ威力あるストレートで、家族とファンの期待に応える投球をしたい。ベテランに灼熱の鎌ケ谷は似合わない。帯広出身、主戦場を北の大地に。 (P)

24  金村 尚真  (かねむら しょうま)  2000年8月29日生まれ
昨季開幕投手で完封勝利の好発進も、途中から中継ぎに配置転換。挙句、チームの「先発会」から除名される憂き目に。オフはエース伊藤と自主トレを敢行、返り咲きを狙う。郡司曰く「1球100円」の単価も爆上げだ。 (P)

25  宮西 尚生  (みやにし なおき)  1985年6月2日生まれ
900試合登板で銅像建立。ベテランが進めばそこに記録あり。ブーム(?)に乗りフォークを習得中で、不惑を超えなお勇往邁進。周囲は皆こう言う、「死ぬまで現役」と。もはや生き神様。次は神社か。お参りします。 (P)

26  田中 正義  (たなか せいぎ)  1994年7月19日生まれ
今季こそクローザーの地位を確保したいと意気込む。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。実力は周知、どの回でも結果を気にせず向かって欲しい。普段はクールな印象だが、好物の寿司を頬張る笑顔は別人級にカワイイ。 (P)

27  大川 慈英  (おおかわ じぇい)  2003年10月28日生まれ
明治大からドラフト1位
海外でも通じるように兄に「J」、弟に「K」と名付けた父が好きな数字は27。その27を背負ってJはクローザーを目指す。趣味は小説を読むことだが、大学1年のときに読んだ川上未映子『ヘヴン』は難しすぎた。 (八月)

28  河野 竜生  (かわの りゅうせい)  1998年5月30日生まれ
3年連続50登板を目指したが序盤で失速し、32登板に終わった。ブルペンはさらに補強され、2024年の最優秀中継ぎ投手も尻に火がつく。昨年生まれた第3子が父の仕事を理解するまでは一軍で腕を振り続けたい。 (鎌)

29  細野 晴希  (ほその はるき)  2002年2月26日生まれ
初勝利をあげ「今季勝負の年」と語る左腕が、オフに不審者と間違えられるハプニング。投球フォームを改良、活躍して知名度を上げたい。親友の古謝樹(楽天)の練習用グラブには「晴希ちゅき」と細野の名の刺繍入り。 (P)

30  S. ラオ  (サウリン・ラオ)  1999年8月14日生まれ
ナショナルズから新加入
変り種選手を見つけるのが得意な球団が、またもや逸材を連れて来た。16歳でドジャースと内野手として契約し、その後投手に転向。しかも投手経歴は3年で先発・抑えどちらも可能。びっくり箱を開ける日が楽しみだ。 (P)

31  柴田 獅子  (しばた れお)  2006年4月18日生まれ
日ハム3代目二刀流。プロ1年目は二軍戦で本塁打、一軍のマウンドも経験。自己評価は「投げる方がよかった」。OBのダルビッシュ(パドレス)を手本にしたカーブを練習中。今季は"レオビッシュ"が見られるかも。 (P)

32  藤田 琉生  (ふじた りゅうせい)  2006年11月17日生まれ
オフは達の米国自主トレに同行。高卒2年目にとって大きな出費だったが、多くの収穫を得られたと語る。吸収したことをしっかり出力したい。この1年は「運転免許取得と英語と野球」に全力投球。大型左腕は伸び盛り。 (P)

34  堀 瑞輝  (ほり みずき)  1998年5月10日生まれ
荒波を越え復活へ。昨季はファームで左肩痛後最速151km/hを記録、オフに結婚と上昇気流。「落ちぶれている」なんて弱音はもう聞きたくない。出身地呉市の盛川酒造「白鴻」のごとく、ばりっとキレ良く決める。 (いずみ)

35  浅利 太門  (あさり たもん)  2002年9月6日生まれ
春季キャンプ一軍スタートで上々の出だし。明大同期の宗山塁(楽天)が逃した新人王を虎視眈々と狙う。回転数2500超でスター街道を駆け上がる。年始に引いたおみくじは大吉。カモン! タモン! 活躍するモン! (P)

37  古林 睿煬  (ぐーりん・るぇやん)  2000年6月12日生まれ
2023年のアジチャンで侍を黙らせたアジアの至宝。CS初登板は逆境で輝き、WBCでは台湾代表として、世界へ挑んだ。大舞台の熱狂そのままに、熱量MAXの火腿闘士の火の球が、北の国でも炎を燃やす。加油! (千)

40  島本 浩也  (しまもと ひろや)  1993年2月14日生まれ
阪神から移籍
阪神では初の高卒育成から支配下昇格。一時はサイドに転向、19年63試合登板後にトミー・ジョン手術で育成から支配下復帰。山あり谷あり島本ありの15年。ご縁を正解にしてきた左腕が北海道でもチームを支える。 (八月)

41  福谷 浩司  (ふくたに こうじ)  1991年1月9日生まれ
ふるさと愛知から北海道へ不退転のFAも、後半に失速、救援での1勝に甘んじた。山﨑福、福島と福谷の三大福に十勝の小豆は甘さ控えめ、よく似合う。3人で三十勝なら大航海も視界良好。今季は北の大地に福を招く。 (千)

45  福島 蓮  (ふくしま れん)  2003年4月25日生まれ
昨季、調子の上がらない4月に開催された「福島復活会議」。成果は球速UPとマウンドでの存在感に現れた。背番号45で挑む今季、女性雑誌の表紙はスルーして目指すは03世代の頂点。圧倒の福島サミットが開幕だ。 (千)

46  畔柳 亨丞  (くろやなぎ きょうすけ)  2003年5月3日生まれ
同期の達、柳川、福島に続き、最終盤に飛躍の足がかりを作ったパワーリリーバー・テツコ。今年は教習所も鎌ケ谷も卒業し、一軍定着から愛車購入までとんとんと行きたいところ。有薗曰く、実家の猫に嫌われている。 (オバ玉)

47  柳川 大晟  (やながわ たいせい)  2003年8月21日生まれ
支配下登録3年目。抑えの椅子にすんっと座る。周囲に「覇気がない」と言われるも、「まだ出してないだけ」。背番号が変わり、照準はピタリ、セーブ王一点に。余念のない手入れで仕上げた色白美肌にもご注目あれ。 (P)

48  齋藤 友貴哉  (さいとう ゆきや)  1995年1月5日生まれ
出ました、球速161km/h! 「観に来た人にお土産を持って帰って欲しい」と、目標は165km/h。ヒーローインタビューで被った麦わら帽子(あごゴムしっかり)はすこぶる似合っていた。速球王に俺はなる! (P)

52  池田 隆英  (いけだ たかひで)  1994年10月1日生まれ
やり返す。再び勝ちパターンに入るべく、体を大きくし己の投球を磨き、その時を待つ。チームメートのサプライズ誕生日祝いの仕掛け人。みんなに笑顔を! 池ちゃんにも笑顔を! 痺れる場面のマウンドで吠える姿を! (P)

55  菊地 大稀  (きくち たいき)  1999年6月2日生まれ
巨人から現役ドラフトで移籍
金山を誇る佐渡島の宝が北の大地へ。高い奪三振能力で救援の実績も、昨年三軍時に故郷・新潟で完封と先発でも光る、まさに金の卵。清フレ入りにも前向きでハムは居よいか住みよいか。楽しんでくれたら、おっけーさ! (オバ玉)

62  清水 大暉  (しみず だいき)  2006年7月17日生まれ
入団から体重は10kg増え、身長は2cm伸びた。195cm・105kgの堂々プロサイズは、次世代スターの達とほぼ同じ。髪も伸ばしてイケメン枠入り候補に名乗りを挙げた。あとは野球で実力を示すだけだ。 (P)

63  山城 航太郎  (やましろ こうたろう)  2002年9月3日生まれ
二軍戦の2回3奪三振無失点で始まったプロ人生だが、右肩の故障があり消化不良に終わる。目にしたのは鎌ケ谷のマスコット、カビーとのSNSの写真ぐらいか。グローブに入れた刺繍"えげつない球"を早く見たい。 (P)

67  山本 拓実  (やまもと たくみ)  2000年1月31日生まれ
球速の目標は今季160㎞/hでも「いずれは身長に追いつきたい」。身長と同じ167㎞/h達成へ親子丼と納豆が毎朝のルーティン。体調管理も言語化能力もさすがプロだが、野望は身長200cmと、かなり速い。 (千)

74  有原 航平  (ありはら こうへい)  1992年8月11日生まれ
ソフトバンクから移籍
「世界はどうだった?」。かつて移民を多く輩出した広島人の気質か、風の向くまま、気持ちの流るるまま、経験を積み北の大地へ帰還した。大航海は終わり、誰もつけたことがない背番号で、新しい有原航平が生まれる。 (いずみ)

96  孫 易磊  (すん・いーれい)  2005年2月10日生まれ
WBC予選での力投、支配下登録、同点の9回に投入されたデビュー戦。はじめの一歩を刻み、着実に階段を上った台灣至寶。メンタル強化にも力を入れ、その強心臓ぶりは磊々落々。今のうちに「孫易磊」で辞書登録を! (オバ玉)

主を待つ(さて誰の自転車でしょう)  撮影:P。/文春野球学校