「レミちゃん、これは怠慢だね」と笑う赤塚不二夫さんに…

平野レミさん。

 子どもとの思い出の味もいっぱいあるの。代表作は、「ごっくんコロッケ」。これが今風にいうと、“食べればシリーズ”の処女作ね。結婚してたけど(笑)。

 時間が全然ない時に、子どもたちに「コロッケが食べたい」と言われて、思いついた料理です。じゃがいもをチンしている間に、玉ねぎとひき肉をフライパンで炒めて、千切りキャベツの上にホクホクのじゃがいもをのせて、その上に炒めた具をのせて、コーンフレークを散らしソースをかけて食べちゃう。口に入ればコロッケの味だから、「ごっくんコロッケ」と名付けました。揚げないからヘルシーね。

赤塚不二夫さん。1972年撮影。©文藝春秋

「台満餃子」は、和田さんが名付け親の料理。餃子パーティーを開くことになって、赤塚不二夫さんを含めた大勢の人たちが遊びに来たことがあって。人数が多くて餃子を作るのは大変だから、具をこねてレンジでチンしたものに、湯通しした皮をのせて酢と醤油とラー油をかけて出したの。

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「レミちゃん、これは怠慢だね」と笑う赤塚さんに和田さんが、「タイマンはタイマンでも、台湾の台に満州の満で“台満餃子”だ」と、本格中華みたいな名前を付けてくれたの。