最終的にはお金が勝負に…親の資産状況を把握しておく

――少しずつでも変わっていってほしいですね。これから直面する両親の介護のことを考えて、不安に思ってる人も多いと思います。村井さんからアドバイスはありますか。

村井 現実的なアドバイスとしては、親の資産状況を把握しておかないと本当に潰れます。親がどこにどれだけの資産を持っているのか、持っていないのかを知って備えないと、子どもの生活にまで浸食して共倒れしますよ。たとえばどんな老人ホームにどうやって入るかにしたって、最終的にはお金が勝負になってきます。

 だから、どれだけ早めに親と話しておけるかが大事になってくる。「そういう時期になってきたけど、どうなってる?」って。

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 でも50、60になったって、自分が年をとっているって自覚を持ちながら生きてる人の方がやっぱり少ないですよ。「自分だけは絶対倒れない」とか「私は認知症にならない」と思ってる人が大半なので、子どもに言われても「なんでそんなことあんたに言われなきゃいけないの」ってなってしまう。難しいですよね。介護ってどんなに仲の良い親子であっても、仲違いしちゃうものなんです。

 70歳になったら介護について一度考える、とかそういう指針があればいいですよね。今って65歳になったら免許返納について一度考えようっていう方針になってるじゃないですか。そういう感じで。ファイナンシャルプランナーならぬ、介護プランナーに相談しながら、5年ごとに介護計画を考えるサービスとかあったら良いビジネスになりそう。

 うちも使ったんですけど、有料老人ホームのマッチングサービスはあるんですよ。そういう介護関連のサービスって今すごく増えてきてる。だから早々にそういう業者に相談してみるのも手かもしれないですね。

――確かに、そういう前向きな提案なら言いやすいかもしれません。

村井 ちょっとモデルルームを見に行く感じでね。だって、介護が始まってからの人生も長いですよ。うちだって介護が始まったのは7年前で、こんなに長くなるとは思わなかった。義父は元気なので、多分100歳超えると思います。そういう時代になってきたのかも。

 あと、今介護もサブスクになってきていて、グループホームで使用するおむつとかサブスクなんですよ。