ソロキャンプや一人旅の動画が人気の女性YouTuber・miiさん。雪やゲリラ豪雨にもめげずに楽しむ彼女だが、中には女性ひとりと知って、しつこくつきまとう男性もいたという。旅先で危険な目に遭った経験、それでもソロキャンプを続ける理由を聞いた。

miiさん ©石川啓次/文藝春秋

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「虫は苦手」なのにテントにゴキブリが…

――miiさんは、もともと日焼けや虫が苦手だったそうですね。今では月に2回キャンプに行くそうですが、克服したのでしょうか?

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miiさん(以下、mii) 克服したわけではありませんが、自然に囲まれたキャンプ場ではどちらも避けられないので。

 日焼けは、季節関係なく海水浴用の強い日焼け止めを体中に塗りまくってしのいでいます。その上から、登山メーカーのラッシュガードも着て。キャンプを始めたばかりの頃は、さらに日傘も差していたんですけど、今はそこまではしなくなりましたね。だから、汗で日焼け止めが落ちたところから焼けていっちゃって。でも、それも「しょうがないか」と思えるようになりました。

 また、今でもテントに虫が入ってきたら嫌ですけど、ソロキャンプで対処できるのは自分だけだから、手で追い払えるようになりました。ただ、間違いなくテントにゴキブリが入ってくるのが見えたのに、どこにいったか分からなかったときは、ヒヤヒヤしながら夜を明かしましたね(笑)。

 ただ、虫は「しょうがない」で済むんですけど……。

 

テントの周りから聞こえた「荒い息遣い」の正体は…

――何か、しょうがないでは済まされないものがあった?

mii はい。前に一度、イノシシが現れたことがあって。そこはもともと「夜はイノシシが出る」と言われているキャンプ場だったんですよ。食べ物の匂いにつられて来ちゃうことがあるから、夕飯後にゴミの回収があるんです。でも、私の不注意で、その時間に歯磨きしていてゴミが捨てられなくて。

 仕方なくゴミを抱えたままテントの中に入ったんですけど。夜中、外から音がしたんですよね。私のテントの周りに、他の人はいなかったはずなのに。

――ということは、つまり……。

mii 布一枚隔てて、イノシシがいるんです。テントの周りを、ぐるぐる回って様子を見ている。何かのきっかけで、突進してくるかもしれないと思うとさすがに怖くて。震える手で必死にスマホで「イノシシ いなくなる方法」って検索して、出てきたイノシシが嫌いな音を出してみたりしました。でもそしたら、逆に興奮させてしまって。すぐそこでフーフー言っているのを聞きながら、ただただ耐えていました。

 幸い、1時間くらいで諦めてどこかに行ってしまったのですが、あのときは生きた心地がしなかったです。