日焼けもする、体力も使う…それでもソロキャンプを続ける理由

――ここまで日焼け対策や体力面の話を伺いましたが、ソロキャンプを始めて、自分自身が変わったと感じることはありますか。

mii 風向きや地形を自然と読めるようになりました。「後ろに高い場所があるから、あっちは風が来にくいな」とか。風向きの関係で、焚き火の煙が目に染みて辛い思いをしたことがあるから、「次はこの向きでやろう」って嫌でも学ぶんですよね。

 また、キャンプって準備も撤収も全部一人でやるから、段取りも良くなりました。親からは、「あんなに片付けができなかったのに、成長したね」って驚かれています。実家の私の部屋は、服や物でいつも溢れかえっていたので……(笑)。

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――スキル面だけでなく、気持ちの面での変化もありましたか。

mii 「昔はよく泣いていたのに、泣かなくなったよね」「行動力がついたよね」と言われます。たしかに、個室居酒屋で自己啓発本を読みながら泣いたり、初ソロキャンプでは「こんなしんどいなんて知らなかった」って後悔して泣いたりしていましたからね。

 

――今は、どうして泣かなくなったのでしょう?

mii ソロキャンプを通じて「私にはどんな環境でも生きる力がある」と思えるようになったからかもしれません。テントを張れる、自分で焚き火を起こせる、天気や虫に翻弄されながらも夜を越せるって。つまり、自分に自信がついたのかな。

 ソロキャンプを始めたのは、人間関係で悩んだことがきっかけでした。今の私なら、もし当時と同じ状況になったとしても、「でも、私ならなんとかなる」と思えそうです。

「一人でもいいんだ」と伝えたい

――その「なんとかなる」という感覚は、動画を通じて視聴者にも届いていると思いますか。

mii 届いていたらいいなと思います。コメントで「一人でいてもいいんだって思えました」っていう言葉をもらうことがあるんです。キャンプとか旅の楽しさが伝わるのももちろん嬉しいんですけど、それ以上に、一人でいることを肯定できたらいいな、と。

 人は一人では生きていけないから、一人でいるのはよくないと思っている人って、すごく多いと思うんですよ。でも、私みたいに、本当は一人が好きな人も少なからずいるはず。私自身がソロキャンプや一人旅を通じて「一人でもいいんだ」「一人でも楽しいことはたくさんある」と救われてきたから、それが動画でも伝わっていたら嬉しいですね。

――最後に、今後挑戦してみたいことを聞かせてください。

mii まず、車中泊です。最近ハイエースを買ったんです。もともとペーパードライバーだったんですけど、イノシシの一件もあって、テントだけだとどうしても怖い場面があるので思い切って運転を始めました。サービスエリアでちょっと一泊するとか、改造するとか。そんな企画もやってみたいですね。

 あとは、サブチャンネルの「miiの休み時間」で撮っているボロ宿巡りの動画があるんですけど、もっといろんな場所を回りたいです。全国の味のある宿を、電車や高速バスで巡っていけたらいいなって思ってます。

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