冒険好きのきっかけは『コナン』や川口浩探検隊シリーズ

――そもそもなぜ田中さんはそこまでして探検に向かうのでしょうか。子どもの頃から冒険好きだったのですか?

田中 子どもの時から、外で遊ぶのが好きでした。幼い頃からアニメの『未来少年コナン』が好きでした。小学校低学年くらいになった時に『水曜スペシャル』(川口浩探検隊シリーズなど)っていうテレビ番組を観ていて。「探検もの」の番組が大好きでした。

――テレビ朝日系列の『水曜スペシャル』。夕飯時に放映されていたバラエティ番組ですね。

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田中 大人になってから観ればいわゆる台本のある番組なんですけど、まるでドキュメンタリーのような作りで、大人が大真面目にやっているから、子どもの僕には本当にやっているように見えて、テレビの前で夢中になって観ていました。

『水曜スペシャル』が渓谷探検家・田中彰さんの原点

淡路島の川や鍾乳洞の近くで過ごした子ども時代

――ご出身は兵庫県の淡路島とのことですが、ご自身でも子どもの頃から探検めいたことをされていたんですか?

田中 小さな島ですから大きな探検はできなかったけど、小学校の高学年ぐらいの時に、友達と一緒に2時間ぐらい歩いて行ったのかな。家の近くに大きな川が流れていて、「この川は一体どこから流れてきているのかな?」と気になって、上流へ遡って、湧き出し口を探しに行ったことがありました。

 チョロチョロっと湧き出している場所に辿り着いた時は、「見つけたぞ!」って、すごく達成感がありました。

――まさに探検家の第一歩ですね。

田中 他にも、島に一箇所だけ鍾乳洞があったんです。島の北端だったので、友達と自転車でよく行きました。小さな洞窟でしたが、入ってみたら、コウモリもいて。親には内緒で、そんなことばっかりして遊んでいました。

写真提供=田中彰さん

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