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“ナゾの終着駅”になったワケ
海沿いに広がるひたち海浜公園は、もともと陸軍の施設で、戦後は米軍の射爆撃場。返還後に公園として整備され、2000年代から急速に人気を集めるようになった。
ネモフィラをはじめとする季節の花もそうだし、2000年にはじまった音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」によって広く知られるように。いまではROCK IN JAPAN FESTIVALのメイン会場は蘇我に移ったが、代わってLuckyFesが毎年開かれている。
いわば、ひたちなかは音楽フェスの聖地のひとつといっていい。苗場かつま恋か、それともひたちなか。マイカーで常磐道から直行する人もいるのだろうが、勝田駅前からも直行バスのある、国営ひたち海浜公園。
駅前広場には、「ROCK」の文字オブジェが置かれていた。この町は、日立の町、そして音楽の町なのだ。
訪れた3月の半ばは、観光客の姿はほとんど見かけなかった。まだお隣の水戸の偕楽園で梅まつりをやっていたからか。
ネモフィラの咲き誇る頃、またフェスの開催時期などには、勝田駅前もたくさんの人で賑わうに違いない。そんなとき、期せずして“特急の終点”ということが大きな意味を持つことになるのだ。
撮影=鼠入昌史



