——確かにそんな状況だと体型の悩みを相談するどころではないですね……。
ねぎとろまる そうですね。なので、小3のときに友達の親戚のおじさんに性的なことをされたことがあったんですが、その時も何も言えませんでした。
——何があったのですか。
ねぎとろまる 友達の家に放課後に遊びに行ったら、その子の親戚のおじさんがいて。こたつで座ってたらおじさんに膝の上に乗せられて、そのときに下着の中に手を入れられました。
子どもだったから何が起きてるのかはよくわからなかったんですが、「これは絶対によくないことだ」と思いました。でもお母さんはあんな状態なのでとても打ち明けられなくて。
——ほかに相談できた人は?
ねぎとろまる 仲のいい友達に相談したら学校の先生に説明してくれたんですけど、話を聞くだけで何も進展がなくて。代わりに親に伝えてくれるわけでもないし、おじさんが逮捕されるわけでもない。大人って何もしてくれないんだなって思いました。
——親にも、学校にも頼れない。
ねぎとろまる その時から、結局大人を頼っても何も変わらないんだなと失望しちゃった気がします。それ以降は、体型や胸のことで悩んでも大人に助けを求めるって発想自体がなくなっていきました。お母さんの面倒を見るのに疲れ果ててしまって、小6の終わり頃には学校へも自然と行かなくなりました。
「6000円貸して」とラブホテル代を娘にねだる母親
——精神的にかなり追い詰められていた?
ねぎとろまる キッズ携帯で「自殺」「死に方」と調べたり、ハサミでリストカットもしてました。もう全部どうでもいいというか、何も考えられなくなっていたような気がします。
——母親の状態はその後よくなったりしたのですか?
ねぎとろまる むしろ悪化する一方でしたね。2番目のお父さんにはなついていたんですけど、私が中学に入った頃にお母さんの浮気がわかってからはもう帰ってこなくなっちゃって。結局そのまま離婚。お母さんは離婚の原因になった彼氏に夢中で、私のことそっちのけで彼氏のところに入り浸ってたので、もうお母さんはいないものだと思って学校での悩みごとも1人で抱え込んでいました。
——中学生で実質1人暮らし状態に?
ねぎとろまる たまに帰ってはくるんですけど、別に家事をしたりしてくれるわけじゃないんです。帰ってくるたびに「6000円貸して」と言われるようになって、最初は「6000円ってなんだろう?」と不思議だったんですけど、すぐにそれが彼氏とのラブホテル代なんだとわかっちゃって……。彼氏がお金のない人で、お母さんがお金を出してあげてたんです。
でもお母さんもお金がないから、娘の私に「貸して」って。おばあちゃんからもらったお小遣いを渡すんですけど、一度も返ってきませんでした。
