第2~3の殺人

 翌月4月6日、ウエイトレスの老川美枝子さん(同17歳)が殺害される。彼女と会うのも2回目で、この日18時10分ごろ、北高崎駅で車に乗せモーテルで関係を持った。大久保が「今度いつ会える?」と聞いたところ、「いつごろかわからない。その前に誰か訪ねて行くよ。私には旦那がいるんだよ。警察だよ」と言ったため、モーテルを出て高崎市の「八幡工業団地」造成用地内の工事用道路に向かう。

 そこで車を停め、右腕で首を絞めて殺害。遺体は新設道路の側溝工事のために掘ってあった穴の中に投げ込んだ。

 県庁臨時職員の井田千恵子さん(同19歳)と前橋市の眼科医院の前で会ったのが、それから11日後の同月17日18時ごろ。彼女と会うのは5回目で、それまで大久保は、美大卒の「渡辺哉一」と偽名を使い、29歳の中学教師と言っていた。

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 が、向かった軽井沢で車で関係を持った後、彼女が思わぬことを口にする。本名が大久保清であること、刑務所に入っていたこと、妻子のあること、教員ではないこと。井田さんは大久保のことが気になり近所で調べていた。

 隠していた正体を見破られた大久保に選択肢はなく、23時半ごろ、老川さんを手にかけたときと同様、八幡工業団地造成用地内の工事用道路に車を停め、タオルで首を絞めて殺害。遺体も同じく側溝工事用の穴の中に投棄した。