Jリーグのサッカー選手から料理研究家へ――。“ユニフォームを脱ぎ、エプロンを着た男”として注目を集めているのは、小泉勇人さん(@zumi_meshi)だ。
9年間にわたる選手生活の中で、公式戦出場はわずか14試合。思うような結果を残せず、葛藤を抱えた日々も少なくなかったという。そんな小泉さんは現在、料理研究家としてセカンドキャリアを築く一方、ABEMAの恋愛リアリティー番組『恋愛病院』への出演をきっかけに、その知名度をさらに高めている。
“挫折を経験した元Jリーガー”は、なぜ料理の道へ進み、再び人前に立つことを選んだのか。小泉さん本人に、これまでの苦悩と現在の心境を聞いた。(全3回の2回目/最初から読む)
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「人生にはいろんな道がある」キャリアチェンジで家賃10倍の家に住むように…
――現在は、料理研究家としての活動のほか、大学でSNSセミナーを行うなど、講師としても活動されています。どのような思いで取り組まれているのでしょうか。
小泉勇人さん(以下、小泉) 大学生にとって、Jリーガーから料理研究家に転身した僕のキャリアって、けっこう面白いと思うんです。だから、「キャリアって1つじゃなくて、いろんな方向に広がっていくんだよ」ということを伝えたい。就活がうまくいかなかったり、夢を諦めてしまったりしている方に、「人生にはいろんな道があるんだよ」って、道しるべを提示してあげたいんです。
僕はサッカーを辞めましたけど、料理ビジネスで新しい道を切り拓くことができた。これからは“個”を強くしていく時代だと思うので、SNSでのブランディングや、自分をどう見せていくかも含めて伝えていきたいですね。僕の場合は、SNSが最強の名刺となりました。
――小泉さんの“SNSバズ戦略”を学びたい学生さんも多いのではないでしょうか。また、過去のインタビューでは、選手時代に住んでいたお部屋と比べて、10倍の家賃のところにお住まいだとお話しされています。夜景の見える素敵なお部屋や広いキッチンなど、ハイクラスな生活も発信されていらっしゃいますね。
小泉 実は、僕がこれを発信するのにはスポーツ選手に希望を持ってもらいたいという理由があるんです。引退後、収入が下がったり、仕事がなくなってしまう方もたくさんいるじゃないですか。僕自身、選手としてはなかなか輝けなかった。でも今、料理という別のフィールドでこうして活躍できている。
僕みたいなロールモデルがいることで、「引退後にも可能性はあるんだ」って、夢や希望を持ってもらえたらいいなと思っています。

