「二度も組織崩壊した」

 さらに、組織崩壊を繰り返してしまった失敗について語ったのは、葬儀をはじめとするライフエンディングサービスのスタートアップ企業「よりそう」で、代表取締役会長CEOをつとめる芦沢雅治氏である。

芦沢雅治氏 Ⓒ文藝春秋

 会社が順調に成長し始めた矢先、創業期からともに歩んできたメンバーが次々と会社を去っていく事態に。また、その後も組織内で派閥が生じてしまったことで100人規模の会社であるにも関わらず、要職にいた十数名が大量辞職したと言う。

「この大きな挫折を糧とすることができないまま、同じあやまちを繰り返し……」と、自らの失敗と真摯に向き合う芹沢氏の言葉には活きた教訓が詰まっている。そして、とある人物との出会いが転機となり、失敗を糧に変えることができたとのことだ。詳しくは「二度も組織崩壊した(芦沢雅治)」をご覧いただきたい。

ADVERTISEMENT

「派閥でトゲトゲしたパン屋に」

 派閥の悩みに共感するビジネスパーソンは多いことだろう。フランスブーランジェリーの名店「メゾンカイザー」を営む木村周一郎氏も、店舗が急成長を遂げるにつれて「知らないうちに派閥が生まれ、雰囲気の悪い職場になっていました」と語っている。

木村周一郎氏 Ⓒ文藝春秋

 その後、木村氏は悩んだ末に、スタッフとの向き合い方を改めたことで、同業他社に比べて特に低い離職率を実現できたという。こうした復活劇を支えた気づきとは何か——詳しくは「派閥でトゲトゲしたパン屋に(木村周一郎)」をご覧いただきたい。

 特集「わが人生最大の失敗 経営者篇」では、この4人のほか、J.フロント リテイリング前代表執行役社長の好本達也氏GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿氏ボーネルンド代表取締役会長の中西弘子氏ユーザーローカル社長の伊藤将雄氏KADOKAWA取締役でドワンゴ顧問の川上量生氏も、失敗体験を明かしている。

文藝春秋

この記事の全文は「文藝春秋PLUS」で購読できます
4人に1人が会社を去った

出典元

文藝春秋

【文藝春秋 目次】東京極秘対談 ティール×トッド 世界は終末を迎えているのか/池上彰×佐藤優 “暴れ獅子”トランプと“女豹”高市の生きるか死ぬか/官邸官僚の第二の人生

2026年5月号

2026年4月10日 発売

1300円(税込)

Amazonで購入する 目次を見る
次のページ 写真ページはこちら