雑誌の連載、テレビのレギュラー出演、商品開発や食のイベント――寝る間も惜しむように働く、東京・恵比寿の予約が取れない日本料理店「賛否両論」店主・笠原将弘さん(53)が出版した書籍は、通算100冊以上。愛と料理で人生のお悩みを解決する“問答レシピ”形式で人気を博した「週刊文春」の連載「笠原将弘のご自愛めし ちゃんと食ってるか!?」の書籍化(小社刊)を機に伺った、健康になる食事とは?(全6回の5回目/続きを読む)
「ご自愛」と「健康」が新刊のテーマ
――連載をまとめた新刊のテーマは「ご自愛」と「健康」。読み物としても楽しめる、ちょっと変わった問答スタイルのレシピ本です。笠原さんが考える健康になる食事とはなんでしょう?
笠原将弘さん(以下、笠原) 俺は、自分のなかでは健康だと思ってるんですよ。まったく病気もしないし。休まないじゃん。一年通してフルに働けるし、仕事を病気で穴開けたとかもないし。この歳にしては健康なほうだと思っていて。
――はい。
笠原 じゃあどうしているかっていうと、自分はあんまり制限していないほうだと思うんですよ。カロリーがどうとか気にしないし。意識しているのは、その日に食べたいなと思うものをまず食べますよ。だから今日はすっごい肉食いたいなーっていうときは体が肉を欲してるんだと思うし、やたら今日は野菜が食べたいと思う日はすっごい野菜をもりもり食べるし、自分がその日欲しているなーっていうものを食べる。あと、お腹が減ってなかったら食べない。朝だから食べなきゃとか、お昼の時間だから食べなきゃっていうのはない。
お腹が減って食べるのがおいしいと思う
――今朝は何を食べましたか?
笠原 朝はなんにも食べない。撮影のときは味見もいっぱいするし残ったものをちょこちょこ食べるから、だいたいそれが朝昼兼用になるなって思うから食べてこないでしょ。とにかくお腹が減ってなかったら1日1食で終わっちゃう日もあれば、やたらお腹が空くから、さっきお昼食べたのにまた食べちゃったとか、そういう日もあるし。
――食べたばかりだから食べてはいけない、とかも思わない?
笠原 ない。お腹が減って食べるのがおいしいと思うんですよ。
――お腹が減っているのに食べられない状況ってあります?
笠原 たまに忙しい仕事で食べられないことはある。そういう日はイライラするもんね。
――連載中、お酒を控えてらしたときがありましたね。
笠原 あれはちょっと数字が引っかかったんだ。もう大丈夫。俺は定期的に病院に行ってるから、肝臓の数値がちょっとよくないっていわれちゃって、1カ月くらいやめた。
――検診にいかなかったら自覚症状もなかったわけですよね。
笠原 俺はまわりがみんな早死にしちゃってるから、そこは気にしてるほうだと思う。人間ドックも年に2回受けるし。本当に心配するなら半年に1回受けたほうがいいって言われてんの、いろんな人に。あとは痛風の治療で2カ月に1回病院にいくから、そこで血液とか尿検査するじゃないですか。だからわりかし病院にはよく行ってるほうだと思うのね。

