水銀が検出

 堆積物1トンあたり2キロの強い毒性を持つメチル水銀が検出されたのだ。しかも、その場所は主に水俣湾のすぐ近くにあるチッソ水俣工場の排水路周辺。

写真はイメージ ©getty

 沖合に向かうにつれて濃度が低下していることから、工場の排水が汚染源であることは明らかだ。

 事実、水俣市の住民から採取した毛髪サンプルには、水俣市以外の住民に比べ50倍近くの水銀が含まれていることも判明。念のため、水俣湾の海水や獲れた魚を多くの猫に食べさせる残酷な実験を行ったところ、その全てが前記のように狂い死んだ。

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 もはや、原因は明確だった。

次の記事に続く 路上で人糞を投げつけられた被害者も⋯公害によって住民同士が対立「水俣病」の汚染が拡大し続けた理由(昭和31年の事件)