「肌が荒れるのがイヤで…」、匍匐前進の最中に怒られた理由

――暴力や言葉のハラスメントはありましたか?

AIKA 私の時はハラスメントに対してかなり厳しくなっていたので、暴力はまったくなかったです。ひどい言葉を投げられることも、ほとんどなかったですね。

 ただ、これは私が悪いんですけど、匍匐(ほふく)前進のときに顔を地面につけなければいけないのに、肌が荒れるのがイヤで少し浮かせていたんですよ。そうしたら見つかって、怒られました(笑)。

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――訓練で一番キツかったのは。

AIKA 体力的には、30キロの行軍が一番キツかったです。2リットルの水のボトルを2~3本入れたりして8キロぐらいにしたリュックを背負って、3.7キロくらいある小銃を持って、硬い革のブーツを履いて30キロを歩くんです。

 しかも6月の暑い時期で、炎天下の中、山と町を1日掛けて歩くんです。途中で走ることもあるので、体力がどんどん削られていって。脱落は許されるけど、成績に響くので根性で歩き切りましたね。

 足に豆ができちゃって、行軍の最中は気合いが入ってるから痛みを感じないんですよ。でも、次の日から超痛くなって。ベビーパウダーを塗って蒸れないようにしたり、休みの日に病院でテーピングしてもらったりと工夫して乗り切りましたね。

「同期と24時間ずっと一緒にいられる」仲間意識が生まれ、楽しかった訓練生活

――成績はどういった場面で反映されるのでしょう。

AIKA 3か月の訓練が終わった後の配属先や職種を決めるときに使われます。同じ配属先を希望する人が多かった場合は成績順になるので重要なんですよ。

 体力測定は3キロ走、腕立て、腹筋、走り幅跳び、ボール投げ、斜め懸垂の6種目で、1級から7級まで点数がつきます。

 私は勉強はあまりできませんでしたが、体力面で挽回してましたね。負けず嫌いを発揮してたと思います。

――3か月の訓練生活、振り返ってみてどうでした?

AIKA 同期と24時間ずっと一緒にいられることが楽しくて。家が厳しくてお泊まりをほとんどさせてもらえなかったので、ずっと合宿みたいな感じで嬉しかったです。みんなでモンチッチの髪型をしてたから、仲間意識もすごく生まれました。

 食事は想像していたよりおいしかったです。早く食べれば食べるほど自由時間が増えるので、みんなかき込んで食べるんですよ。班行動をするので、自分が早く食べても遅い子に合わせないといけなくて、遅い子を見て「急いで食べてよ~」ってなることもありました(笑)。

 でも仲間だし、集団行動だからこそ、そういう時は口で言いますし、みんなで協力して片付けたりもしていましたね。