なかなか初見だと入りづらい雰囲気だが…

 店の外に(のぼり)を立てているくらいだから、外部からの来客は歓迎なのであろう。しかし、間口部分に看板等はなく、非常階段へ通じるようなステンレス枠の開き戸は立てつけが悪い。ガラス部分には貼り紙がたくさんあって、店内の様子は見えない。初めての訪問だと、少々入りづらさを感じる。

 しかし、意を決して戸を開けると、やさしそうな笑みを浮かべた女性店主が「いらっしゃいませ」と声をかけ、私を招き入れてくれた。やれやれ、ひと安心だ。

店主におすすめされた“ご当地メニュー”

 カウンター席と、壁際の横並び席。それぞれふたりか3人でいっぱいになる狭さ。カウンターにはスーツ姿の若い男性客が陣取っていたので、私は壁際の席へ。文字が色褪せて消えかかったお品書きを見ると、沖縄そばが3種類、日替わりメニュー、そして骨汁というものがある。また、モーニングメニューもある様子。ただし、私が訪問したのは昼過ぎだったので、モーニングは選べない。

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 沖縄そばは、ベーシックな三枚肉そばと、豚足をまるごとトッピングするてびちそば、そして沖縄の郷土料理であるゆし豆腐をのせたゆし豆腐そばというラインナップ。悩んでいるところに店主が

「今日の日替わりは、ポーク玉子そばです」

 と声をかけてきた。ポーク玉子は、ランチョンミートと炒り玉子を合わせた、沖縄では朝の食卓に上ることが多い料理だ。それをそのままそばにのせるのだろう。どれも美味しそうなのだが、まずはベーシックなものを紹介したいので、ここでは三枚肉そばをいただくことにした。(つづく)

次の記事に続く そばの上にげんこつ大の豚骨が! 沖縄のバスターミナル食堂で食べた「三枚肉そば」は、ビジュアルも味も衝撃だった