間近で目にしたスターの素顔
「当時の『スマスマ』には英語を話せるスタッフが多かったんです。それで、たとえばグラミー賞があると、スタッフが和装でセレモニーに出席する。『なんだあいつらは?』と思わせておいて、アフターパーティで『実は日本のテレビ番組を作っています』と、番組のDVDを渡して、海外のレコード会社とか映画会社と交渉するという(笑)」
海外セレブが来日する際に出演する番組として定着した『スマスマ』の現場で、鈴木はさまざまなスターの姿を目撃する。
「リハーサルから全力で挑むレディー・ガガ(2011年7月11日放送)もすごかったし、エルメスのバーキンを踏んづけるジェーン・バーキン(2008年1月28日放送)はとてつもなくカッコよかった。なかでも印象に残っているのはジェイムス・ブラウン(2000年10月9日放送)ですね。スタジオに登場するなりリハーサルもなしに『もう本番だ、いくぞ!』って収録が始まっちゃった(笑)。JBは相当なインパクトでしたね」
ちなみに、SMAPのアルバム『S map ~SMAP 014』に鈴木が作詞(鈴木収名義)した「ジャラジャラJAPAN~for the Japanese~」という曲が収められている。この曲にはJBがフィーチャリングしたバージョンがあるが、この番組収録後にレコーディングスタジオへ行って収められたものだという。
「あとはマドンナ(2005年12月19日/2006年1月16日放送)ですね。伝え聞いたところによると、レニー・クラヴィッツ(2001年12月17日放送)とシェリル・クロウ(2002年11月11日放送)が『スマスマ』に出ていたから出てくれた、ということらしいです。スタッフのなかでは、マドンナも出て、あとはマイケルしかいないだろう、と先の出演者を考えていました」
そして、そのマドンナの出演が、マイケル・ジャクソンが日本のテレビ番組初出演につながることになる。


