反基地団体の抗議船が転覆し、女子生徒らが死亡した事故から2カ月余り。文科省は同志社国際高校を教育基本法違反と認定した。しかし、問題の深刻さはそれだけに留まらない。反基地団体の内実を徹底取材したところ――。
政治的中立性を理由に違反認定したのは初めて
文科省は5月22日、名護市辺野古沖で3月16日、研修旅行中の同志社国際高校(京都)の生徒が乗る2隻の船が転覆し、同校2年生だった武石知華さん(17)と、金井創船長(71)が亡くなった事故を巡り、異例の見解を示した。
「辺野古の基地建設に関する学習について『政治的活動を禁じる教育基本法第十四条第二項に反する』として、学校法人同志社に対し、文科省は是正を求めて指導しました」(文科省担当記者)
“教育の憲法”と称される教育基本法。文科省が政治的中立性を理由に同法違反を認定したのは初めてだ。
「研修旅行は7つのコースが設けられ、事故に巻き込まれたのは『辺野古をボートに乗り海から見るコース』に参加した生徒たち。このボートが、辺野古の基地建設に抗議する団体『ヘリ基地反対協議会(反対協)』が運航する『不屈』と『平和丸』という“抗議船”だったのです」(同前)


