「もともと辛いものはダメ」初めて「蒙古タンメン」を食べた結果…
――ラーメンを食べ歩く中で、“変わり種”を知ったということですね。一口目でハマったのでしょうか?
づけとご それが、辛すぎて、まったく食べられなかったんですよ。もともと辛いものが苦手というか、むしろダメなくらいで、ほとんど残してしまいました。
――中本とのファーストコンタクトとしては、よくある話だと思いますが、辛いものはどのくらい苦手だったんですか?
づけとご 食べられないわけではないんですが、明太子も得意ではないくらいです。カレーも甘口ではないにせよ、激辛は避けますね。
――それだと、中本はかなり厳しそうですね。
づけとご 標準的な辛さの「蒙古タンメン」というメニューがあるのですが、それを食べられるようになるまでに1年はかかりました。
――なぜ、食べられないのに通っていたのですか?
づけとご 初めて食べたときは辛すぎて、周りにいる客も、あとで仲間内に自慢したいから食べているだけで、「本当はおいしいと思っていない」と考えていたんです。
――「みんな痩せ我慢しているはず」ということですね。
づけとご ところが、周囲を見渡すと、ほかのお客さんたちはそろいもそろって、うれしそうに辛いラーメンをすすっているんです。「どうして、ここにいる人たちは喜んで辛いラーメンを食べているんだろうか……」。その魅力を知りたくて、1カ月後にもう一度足を運びました。
「もはや辛さは感じず、おいしさしか残っていない」食べ続けてわかった「蒙古タンメン」の魅力
――ほかのお客さんと同じような気持ちになりたかったんですね。
づけとご 僕の口には合わなかったけれど、店は大繁盛していましたからね。
――二度目はどうでしたか?
づけとご 前回と同じ「蒙古タンメン」を注文したところ、少しだけ食べられました。それを10回くらい繰り返して、ようやく食べられるようになったんです。
――やっと、おいしく感じられたのでしょうか?
づけとご もはや辛さは感じず、おいしさしか残っていませんでした。そうなると、もう中本の魅力から抜け出せなくなってしまって、ほかの店のラーメンを食べる気がなくなってしまったんです。
――何がおいしさの秘訣だと思いましたか?
づけとご 蒙古タンメンに関して言うと、野菜の甘みと辛さがうまく混ざり合っているところです。

