「そんなに垂れておるのか、私の瞼は」
以来、気にするようになりました。瞼が垂れて見えないよう、人と会うときはしっかり目に力を込め、大きな目をつくろうと努力する。でも、そうすると今度はおでこにたっぷりシワが寄るのです。
極力、おでこにシワが寄らないように、かつ目を大きくしようとすると、顔中の筋肉が、「どうすりゃいいのさ」と混乱し、とんでもない表情になってしまいます。やれやれ、顔の老化は面倒くさいったらありゃしない。
髪の毛も老化する
顔とともに女性にとって憂うべき老化現象は、髪の毛です。ま、男性にとっても深刻な問題かもしれませんが。でも男性は、おでこの髪の毛が後退したとか、頭のてっぺんが薄くなってきたとかバーコード状態になったとか、寂しい気持になったとしても、まわりにそういう男性仲間がたくさんいらっしゃるから、心強いのではないでしょうか。
勝手なこと言うなって? すみません。
女性の場合は、男性よりやや深刻な気がします。いつの時代になっても髪は女の命です。
もちろん、出家して尼さんになった方や、髪の毛をベリーショートにしている方はいらっしゃいます。その美しさと価値を否定するつもりはありません。でも、なんの覚悟もないままに、じわじわと髪の毛が薄くなったりボリュームが減ったりすると、なんともいえぬ不安に苛まれると思います。
「もしかして、私はこのまま髪の毛がぜんぶ抜けて、つるんつるんになっちゃうのかしらん」
実際、テレビの仕事を始めて数年後に、そういうことが起こりました。
まだ30代でしたけれど、髪の毛をシャンプーするたびに、ばっさばっさと何十本も毛が抜けていく。これはどういうことだろう。