日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。最新号から、ダイジェストで紹介します。
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厚労省の本命不在感
厚生労働省で医系技官トップとなる迫井正深医務技監(平成4年、旧厚生省)は、今夏で在任丸3年を迎える。各官庁トップは、長くとも在任2年余りで「勇退」するのが不文律。迫井氏のケースはきわめて異例で、本来ならば退任が確実視されるが、後任候補が「帯に短し、襷に長し」(省中堅)であるため、さらに異例中の異例となる「在任4年目突入」説も流れる事態となっている。
後任候補で本命視されるのは、森光敬子医政局長(同)だ。医師や歯科医師免許を有する医系技官は、大学卒業後に一定の臨床医の経験を経て入省するパターンが多く、入省年が必ずしも官僚としての年次とリンクしない。一方で森光氏は佐賀医科大を卒業後すぐに入省し、医師の「賃金」を左右する診療報酬改定を取り仕切る保険局医療課の課長や、医療提供体制を預かる医政局長を歴任。いずれも迫井氏がかつて務めたポストで、医系技官の王道コースを歩んできた。
森光氏の大きな弱点が「融通の利かなさ」だ。省内外での説明や折衝に当たって、自らの意見を押し通そうとするきらいがあり、「熱くなると相手の話を聞かなくなる。リーダーの器とは思えない」(省関係者)。政治家への対応にも筋論が目立つため、「首相官邸が登用に難色を示している」(同前)と囁かれている。
対抗馬と目されるのは、大坪寛子健康・生活衛生局長(20年、厚労省)だ。
大坪氏と言えば、第二次安倍、菅政権下で主に首相補佐官として各種政策に腕を鳴らした和泉洋人氏(昭和51年、旧建設省)や、官房副長官を務め霞が関に睨みを利かせた杉田和博氏(41年、警察庁)から厚い信頼を得たことで知られる。〈続きでは、大坪氏について語られています〉
※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年7月号に掲載されています(霞が関コンフィデンシャル)。

