高市早苗首相を支える議員連盟「国力研究会」の初会合が、5月下旬に開催された。この議連の参加者は、衆参自民党議員の8割を超える347人にまで膨れ上がっている。なぜ、国力研究会はこれほどまでに膨張したのか——。月刊誌『文藝春秋』の名物連載「赤坂太郎」が内幕を伝えた(文中敬称略)。

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「まるで大政翼賛会ですな」

 党内には「総理が党所属議員に踏み絵を踏ませるようなことは良くない」と苦言を呈する前幹事長の森山裕など、議連に不参加を表明する議員も一定数いた。ところが、初会合が近づくにつれ、参加者は増加。ネット上に真偽不明の「参加を見送る議員リスト」が出回り、“反高市”とネット上でバッシングされる懸念が広がったことも大きい。

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347人の議員が集まった議連は、船頭多くして……(カット・泊明)

 ある中堅議員はこう囁いた。

「こんな議連は必要ないという思いは変わってない。でも“反高市”のレッテルは後々面倒くさいし、石破さんと同類と思われたくもない」

 参加者は衆参自民党議員の8割を超える347人にまで膨れ上がった。不参加を貫いたのは森山に加え、前総理の石破茂とその周辺、元デジタル相の河野太郎、相談なく議連の話を進めた山田宏に不快感を持った前選対委員長の古屋圭司など、一部にとどまった。

 石破は周囲にいつもの嘆き節を聞かせた。

「まるで大政翼賛会ですな。総理総裁を支持する議連を作るなんて、これまで聞いたことがない。若手でも参加しない議員がいるのか。それが誰なのかは見てみたいね」

石破茂前首相 ©文藝春秋

 そして当の高市も苦笑いを禁じえなかった。

「すごい数やね。でもこれじゃ勉強はできんね」

 5月21日午後4時。国力研究会の初会合が開かれた。議連幹事長の萩生田は、冒頭の挨拶でこう述べた。