日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。最新号から、ダイジェストで紹介します。
◆◆◆
剛腕、暗躍せり
今夏で就任丸2年となる畝本直美検事総長(昭和63年、検事任官)にとって、総長の椅子は針の筵だったに違いない。再審制度見直しのきっかけとなった2024年の袴田巌さんへの再審無罪判決に対し、控訴を断念しながら「無罪判決は承服できない」と、ちぐはぐな談話を公表して世論の反発を受け、国に対し袴田さん側から名誉毀損で損害賠償訴訟を起こされたほか、金看板の特捜検察での取り調べを巡る不祥事も次々発覚。元大阪地検検事正による部下の女性検事に対する性暴力事件では第三者委員会の調査に消極的な対応も批判された。内外で人心一新を求める声が挙がり、法務省では大型人事の準備が着々と進められている。
「畝本氏が定年まで1年を残して勇退するケースも十分ありうる」(検察担当記者)となれば、後任総長には検察序列ナンバー2の川原隆司東京高検検事長(平成元年、同)の昇格が確実視される。加えて、この秋に役職定年の63歳を迎える山元裕史(ひろし)最高検次長検事(2年、同)、菊池浩大阪高検検事長(同)、山本真千子福岡高検検事長(3年、同)、浦田啓一(ひろかず)広島高検検事長(元年、同)の退任に合わせた後任人事も行われる見通しだ。
川原氏の次の検事総長は、剛腕で鳴らし、特捜検察のエースといわれた森本宏法務事務次官(4年、同)が最右翼だ。
※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年7月号に掲載されています(霞が関コンフィデンシャル)。

