ゴールデンウィークに、静岡県菊川市にある「レストラン秋桜(コスモス)」が主催する「パラー料理フェスティバル」が開催されました。
アマゾン川のあるブラジル・パラー州(州都はベレン)の料理が食べられるお祭りで、日系ブラジル人が多くやってきてポルトガル語が飛び交い、出店や屋台が並ぶ会場では陽気な音楽が流れ、パラー州で踊るカリンボと呼ばれるダンスのパフォーマンスがありました。
大きくカラフルなスカートを手でもって回転するダンスが素晴らしい。ブラジル先住民、アフリカ系移民、ポルトガル人の文化が融合しているそうで、底抜けに明るいリズムも特長です。
ブラジル料理の中でも「アマゾン料理」というのは珍しい
ブラジル料理といえば肉肉しいシュハスコと、国民的豆料理フェイジョン/フェイジョアーダが有名ですが、コスモスでは後者は食べられるけど、シュハスコはなく、代わりにそこでしか食べられないアマゾン料理(パラー料理)があるのですよ。
日本ではいろんな国の異国飯が食べられますが、それにしてもブラジル料理の中でも肉肉しいシュハスコではなく、アマゾン料理というのは珍しいものです。
どんな料理があるかといえば、マニソバ、タカカ、バタパ パラエンセ、あとスイーツのパニーリャもありました。うーん、全部初耳です。異国飯が好きな方でもそうそう知らなそうで、“未知好き”はワクワクしますよね。
タカカは酸っぱくて痺れるクセのある味で、調べてみると、アマゾン地域を代表する伝統的なスープ。ジャンプーという薬草が痺れのもとで、慣れると現地の麻婆豆腐のような痺れがやみつきになりそうです。
そしてタカカには、ツクピーが使われています。ツクピーとは何かというと、アマゾンに自生するキャッサバの皮をむき、すりおろしてジュース化し、毒素を抜いて味付けをしたものです。
マニソバは、キャッサバの葉をすりつぶし煮込んで毒素をとった煮込み料理。牛肉の塩漬けやベーコン、ソーセージなども入っています。「説明できない味なのよ」と言われ食べてみると、なるほどなんとも説明できない味ですが、調理法と材料から「健康によさそうな味だな」と感じました。
バタパはクセのないクリーミーな味で、シチューのような料理。西アフリカのヨルバ人が奴隷貿易でブラジルにやってきて普及したそうで、アマゾンの素材を使ったアフリカルーツのアフロブラジル料理となっています。


