専業主婦1歩手前で破局に
――恋人と付き合い始めたことによる変化は何かありましたか。
3Li¥en 彼に出会ってから、夜遊びとかのギャルっぽいことは一切きっぱりやめました。つけまバチバチだったのが普通のTシャツにズボンになって、自分がゼロに戻った状態になりましたね。高校卒業してすぐ、急にコロナ禍に入って移動が難しくなったのもあって、彼が仕事の拠点にする大阪の東大阪の家に一緒について行って、同棲を始めたんです。
向こうが「仕事もせんくてええ、俺が養うから、一から自分の愛し方を勉強したらええ」って言ってくれたので、学校を辞めて、お洗濯してお弁当作って、図書館で本読んでお日さま浴びるっていう、完全な専業主婦ライフを3年近く送っていました。
――結婚生活に近いような暮らしを。
3Li¥en 3年経った頃に「結婚しよう」って話になって、指輪を作って来年籍を入れようって親への挨拶も済ませてハッピーハッピーだったんです。ところが、ある日彼のLINEに見覚えのないギャルの名前がパッと出てきて「昨日は楽しかったね」って表示が見えて。
彼の友達は教授とか大学関係の4人しかいなくて全員知ってたから、「えっ! 嘘やん」って。詰め寄ったら浮気を認めました。肉体関係があったというより、2人でご飯行って映画観てっていう「デート」を裏でちゃんと楽しんでたのが一番ムカついて、しばいたろか、いてこましたるって感じやったんですけど(笑)。
――結婚寸前での浮気発覚はかなりキツイですよね。
3Li¥en でも、同棲した3年間で彼から哲学の本を通して「誰のためではなく自分のために生きるべき」「一生付き合うのは自分だけ」という強い信念と自己肯定感を育ててもらっていたおかげで、昔の私みたいに泣いてすがったり見て見ぬふりをすることなく、「そういうタイミングやわ」ときっぱり別れを告げて、荷物をまとめて埼玉に帰ることができました。別れをくれたおかげで今のラッパーとしての私がいるので、元カレにはウザいけど感謝してます(笑)。
テレビの仕事がきっかけでラッパーの道へ
――埼玉に戻ってからはどんな仕事をしていたんですか。
3Li¥en 埼玉に戻った時は、おとんも仕事がダメになって癒やしを求めてナイジェリアに帰国していたので、完全に一人ぼっちで途方に暮れてポツリとしてました。
でも昔のクラブ友達が「バーで働く?」って言ってくれたり、もう1人の友達が「テレビ埼玉の制作会社でカメラの仕事あるけど、お前おもろいから来いよ」って誘ってくれて、夜はバー、昼はテレビ埼玉の制作会社で働きながらもう一度人生の「スターティン」をきりました。
