結婚している間に思いを言葉にしなかったという後悔

プロデューサーとして携わるのは映像作品からイベントまで。6月公開の映画『FUJIKO』では、資金集めから編集作業まですべてに関わった。(写真:本人提供)

MEGUMI なにより子どもがいるということは幸せでした。

内田 そうですよね。私が30年、夫婦を続けていることをMEGUMIさんは「すごい」と言ってくれたけど、ケンカはしょっちゅうなんですよ。離婚も何度も考えました。そうしたらある日、26歳の娘が教えてくれたんです。アメリカの哲学博士・カウンセラーが書いた『The5 Love Languages』という本がとてもおもしろいって。5つの愛の伝え方があって、そのうち自分にとって一番好きな、大事にしている伝え方が自分の愛の主言語である。自分の愛の主言語がパートナーの愛の主言語と一致していれば、二人はいつまでもうまくやっていけるんですって。その1つ目は……。

MEGUMI ちょっと待ってください。メモりたいです。

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内田 はい、いいですか。1つ目は「肯定的な言葉」。言葉で伝える愛です。2つ目は「クオリティ・タイム」。二人の時間を過ごすことで伝える愛です。3つ目は「贈り物」。形あるもので伝える愛です。4つ目は「サービス行為」。何かを手伝うなど行動で伝える愛です。そして5つ目が「フィジカル・タッチ」。スキンシップで伝える愛です。

 娘に「マミーはどれ?」と聞かれてよく考えたんだけど、私は2つ目の「クオリティ・タイム」。一緒に過ごす時間を大切にしていると思いました。夫とは向き合って何でもとことん話す。それは疲れるんだけど、ギリギリここが夫と通じ合っているから、なんとかこの30年続いているのかな。MEGUMIさんはどの伝え方が一番大事だと思う?

MEGUMI 1つ目の「肯定的な言葉」です。結婚している間に思いを言葉にしなかったことはまずかったと思うので。日本人ってシャイだし、みなまで言わず察する文化だからなかなか言葉に出さないけど、仕事においても「ありがとう」「ここが素晴らしい」、パートナーには「すごくかっこいい」「素敵よ」と言うようにするといいですね。わざとらしくてもいいと思います。ラブストーリーのドラマのちょっと臭いセリフでも、実際に言われたらめちゃうれしいもの。