──いくら喧嘩とはいえ、やっちゃいけないラインを超えてますよね。

さしみちゃん でも当時は「彼にもいいところもあるし」「夢を追う彼を私が支えてあげなきゃ」みたいな感じになってました。異常さに気づけなかったし、なかなか別れられなかったんですよね。それで外で喧嘩した時に電動車椅子のバッテリーを抜かれたこともあって、だんだん酷い人なんじゃないかと思うようになっていきました。

──車椅子のバッテリーを抜く、というのは定番なのですか?

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さしみちゃん 実際それをやられると困るのは確かですからね……。その時はデート中に言い合いになって、私が「もう帰る」って言ったんです。でも彼はバッテリーを抜けば私が帰れなくなるって思ったみたいで、後ろに回ってバッテリーを抜いて、「これで俺がいないとどこにも行けないでしょ」って言ってきました。それで駅のロータリーで3時間くらい話し合うしかなくなって、結局終電もなくなっちゃって。ようやくバッテリーを返してもらったものの車椅子でトボトボ帰りました。

 彼と別れた後で何人かとお付き合いしましたけど、下着姿で外に放り出したり車椅子のバッテリーを抜いたりする人はいなかったので、私の障害は関係なくて単純にヤバい人だったんだなって。

私の名義で借りた家に彼氏が女性を連れ込んでいた

──どういった経緯で別れられたんですか?

さしみちゃん 23歳の時に同棲を始める日がちょうど私の旅行のタイミングと重なって、彼だけ先に入居することになったんですよ。そしたら私が家を空けてる3日の間に彼が浮気相手を新居に連れ込んでて。しかも彼はお金がなかったので私の名義で借りた家なのに。

 

──同棲開始時点でも浮気を。

さしみちゃん 私は旅先で2人で使うマグカップも買ったりウキウキしてたのに、旅行から帰ってきても彼はあんま話を聞いてない感じで、様子がおかしいなとは思ったんです。

 それで寝る時に私が布団に先に入ってたらすぐ近くに彼のスマホが上向きで置いてあって。光った画面に知らない女性の名前で「今日はありがとう」ってLINEがきてるのが目に入りました。確認せずにはいられなくてやりとりを見たら、その浮気相手と私のことを「ストーカーだ」って悪口で盛り上がってるのも見ちゃったんですよね。