――料理経験は?

村田 料理経験はさすがに言ってなかったですけど、「料理人であればなおよし」みたいな。

おばあちゃんがどんどんお見合いの予定を入れてきて…

――お差し支えなければ、どういった方とお見合いをされていたのでしょう。

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村田 それこそもういろんな方と。お寺さんの次男さんとか。

――京都の方?

村田 むしろ京都じゃないほうがいいという判断もあったんでしょうかね。よくわからないですけれども、おばあちゃんがどんどんお見合いの予定を入れてきて、次はこの方どうですかというお話をいただいて、はいじゃあ会いますって。

――京都以外ですとどういう方と?

村田 先ほどのお寺の次男さんとか、西洋料理のお勉強をされているどこぞの次男さんとか。お見合いの話で一冊本が書けるくらい、おもしろいことがありました。

©志水隆/文藝春秋

――お話しできるなかで挙げていただくとしたら、どんなことがありますか。

村田 ちょっと男前の方とお会いしたときに、たぶん(私の)見た目がね、好みじゃなかったんでしょうね。あからさまに態度に出てはって、お茶をしゃっと早く飲んで、会話も盛り上がらず、「じゃ、僕はバスで帰るんで」って全然違う方向に行かはったんですね。そっち違いますよって追いかけるのも変な気がして、そのままになったんですけど、数年後にもう一度その方からお見合いしませんかって。

――えっ、そんなことあるんですか。

村田 けっきょく、(結婚相手が)見つからなかったんでしょうね。私も見つかっていなかったんですけど、そのときは。

――再会されたんですか。

村田 丁重にお断りしました。

――すみません、嫌なことを思い出させて。

村田 小さなポシェットのような小さい鞄を持ってらっしゃる方もいました。

――なんですか、ポシェット。

村田 お見合いの1回目はだいたいお互いスーツで、親も同席で、仲人さんといいますか紹介してくださる方と、ホテルのラウンジや喫茶室でお会いするんです。2回目は「ふたりでどこかに行ってこられたら」ということで、そこで初めて私服を拝見して。前々から予定してくださって出かけた先が見事にぴしーっと閉まっていた、ということがありました。

お見合いのルールは「3回までに決めないといけない」

――たとえば1回目でちょっと違うなと思ったら、2回目はお断りしてもいいんですか?

村田 いいんですけど、やっぱりお相手の方がね、いいなって思ってくださっているのに、よっぽど嫌なところがないかぎり「2回は会っとこうか」ってまわりからも言われますし。お断りするにしても、「嫌な理由はなんですか」ってまず聞かれると、こちらもいきなり嫌なところは探さないですし、「いいところが見つかるかもしれないよ」と言われると、そうなのかなって。

――段々疲れてきそうですね。

村田 疲れてきますねえ。