自分たちもモーニング娘。のような可愛い衣装を着て歌いたかった
――モーニング娘。を生み出したオーディション番組「ASAYAN」では、つんく♂さんがレコーディングに立ち会い、時には自ら歌いながらメンバーを指導する姿も印象的でした。小林さんが初めてつんく♂さんとお会いした時の忘れられないエピソードがあれば教えてください。
小林 楽曲のレコーディングの時、初めてつんく♂さんと対面しましたが、とても緊張していたので、正直あまり何を話したのか覚えていないんです。
とくに印象的だったのは、尋美、りんね、私の順番で並んで座っていたんですが、私たち3人をまじまじと見ながら「3人とも、なんでそんなに肌の色が違うの?」と言われたことがあって。
当時は北海道で共同生活をしながら農業をしていたのですが、りんねは馬の世話、尋美は畑仕事など屋外での作業が多く、すっかり日焼けしていました。一方の私は、チーズ作りの担当で工房にいる時間が長かったので、あまり日に焼けなかったんです。
つんく♂さんからすると、同じ農業アイドルグループなのに、3人の肌の色が全然違って見えたことが不思議だったのかもしれません。
ーーモーニング娘。が大ヒット曲を連発し、華やかなステージに立つ一方で、自身は北海道で農作業をこなしているということに悩むことはおありでしたか。
小林 家族が近くにいなかったのでホームシックになった時もありましたが、農業自体は楽しかったので、悩むことはありませんでした。
だけど、私たちは農業アイドルだったので、プロモーションビデオの衣装もカジュアルなものだったんです。メンバーそれぞれが全く違う趣味、好みだったので目指す方向性が違うのかな? と感じていた中で、初めて3人意見が一致したのが、「いいなぁー! モーニング娘。さんの様な可愛い衣装を着て歌いたかった!」でした。
