――とても明るい方だったのですね。当時は突然の出来事だったこともあり、さまざまな憶測や噂も広がりました。
小林 そうですね。これは知人から聞いた話ですが、心ない方から、事故が起こる前に心霊スポットのロケに行っただとか、カントリー娘。が歌番組で曲を披露している観客席に逆拍手をした女性がいた、などと嘘の話の書き込みもネット掲示板にあったそうです。
今みたいにSNSがなかったので、事実ではない話が一人歩きしていました。不幸を真実にしたがる方もいたのか、全くの事実無根であることがまるで真実かのように広まってしまいました。
メンバーの遺志を継ぎ活動を続けようと思っていたが…
ーーそうした状況の中で活動を続けることは、精神的にも大変だったのではないでしょうか。
小林 はい。尋美のご両親とは連絡を取り合っていましたが、自分たちのことより、私たちのことを心配してくださっていました。
当初、事務所から「カントリー娘。は解散しよう」という話もありましたが、尋美のご両親から「娘の夢を叶えてほしい」と言っていただいて、2人で頑張っていこうと思ったんです。
だけど、今の時代のようにSNSで発信できる環境もありませんでしたし、葬儀の時にマスコミの方々に写真を撮られたり、質問されたこともとても悲しくて……。
テレビをつけても事故のニュースが流れていて、なかなか現実を受け止めることができず、精神的に限界をむかえてしまい……。グループを卒業し、芸能界を離れることを決めました。
――苦渋の選択だったと思います。その頃、ファンの皆さんに対してはどのような思いを抱いていましたか。
小林 ファンの皆さんにお別れも言えないまま卒業してしまったのですが、その後、りんねが1人ステージに立ち、ファンの皆さんの前で泣きながら私からの手紙を読んでくれたことは今でも覚えています。とにかく、事務所やファンの皆さんに迷惑をかけてしまったという罪悪感が強かったです。
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