――小さい頃、お医者さんになりたいと思っていたのでしょうか?

ノムラ 母がよく「お父さんすごいよね」って言うから、刷り込みで勉強できる人に憧れてたし、父の仕事にも憧れていました。でも、お医者さんになりたいと思った出来事は別にあって。

――親ではなかった。

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ノムラ 私、小1くらいまですぐに吐いちゃう子だったんですよ。父におんぶされてると吐くし、夜に寝てても吐いてしまう。私が吐いてしまったのを見た母が飛び起きて布団を全部取り替えて、服を着替えさせてくれることもよくあって、入院までしました。その入院した病院で接したお医者さんがすごくかっこよくて、自分もなりたいと思うようになったんです。

 

あれ、こんなに頭いい人っているんだ

――お笑いを好きになったのはいつ頃だったんですか?

ノムラ 6歳上の姉から影響を受けて、物心ついた時にはすっかりお笑い好きになってましたね。『はねるのトびら』『笑いの金メダル』『爆笑オンエアバトル』とかを録画で一緒に観て。母の公文と、姉のお笑い。英才教育の二刀流で育ちました。

――それでも国立の岩手大学附属小中学校から、県内屈指の名門校である盛岡第一高校へ進学することになります。

ノムラ 父も姉も一高(盛岡第一高校)でした。その影響もあって小学生の頃から一高に入りたいと思っていたんです。

――高校では、ノムラさんの学力はどれくらいの位置だったのでしょうか。

高校時代のまだ髪が長いノムラさん(左)と王坂さん

ノムラ 進学校なので、私より頭のいい子がたくさんいましたね……。英語ペラペラだったり、地元の期待を一身に背負ったりしているような。私は、先頭集団のちょい下というか、上の下というか。

――それまでとは違う状況ですよね。あせりのようなものは感じませんでしたか?

ノムラ あれ、こんなに頭いい人っているんだと思って、小中学校みたいな余裕はまったくなくなりました。公文でやった国語・数学・英語はある程度自信があったんですが、公文にない理科・社会がいまいちで……序列が下がってしまいました。

――高校では演劇部に入部したんですよね。

ノムラ お笑いの中でもラーメンズさんが大好きだったので、演劇部に行けばラーメンズ好きが見つかるかもしれないっていう発想でした。初日に同期4人で自己紹介をしたら、2人は真面目に演劇が好きだったんだけど、1人だけ声を張って「お笑いが好きです!」って言った子がいて。それが今の相方の王坂でした。