親からのLINEを半年間無視し、音信不通のまま大学6年の夏を迎えたノムラフッソ(29)が、岩手の実家に一人の男性を連れて帰る。同じ医学部の先輩で、すでに研修医として働いていた、のちの夫。こわばった両親の前で彼が放った一言が、凍りついていた家族の空気を変えた。
THE W3位の女芸人が語る、夫の決意と、いまも続く「別居婚」の暮らし。(全3回の3回目)
◆◆◆
――山梨大学医学部5年生の冬にグレープカンパニーへの所属を年賀状でご両親に伝えた後、両親からのLINEを半年間無視し続けて、その音信不通状態のまま現役医学部生の芸人として活動していたわけですね。
ノムラ そうです。
――学生としての生活は維持できたのでしょうか。
ノムラ 親のLINEは無視してたんですけど、「仕送りはいりますか?」というメッセージだけ「お願いします」と返信しました。その後のメッセージはまた無視で。それでも仕送りはずっと続けてくれて、おかげで生活はできてました。
――直接話したのはいつだったんですか?
ノムラ 当時付き合っていた彼氏と「結婚したいね」っていう話になって、その相手と一緒に岩手の実家に挨拶に行くことにしたんです。帰るからには芸人の話も避けられないなと。
――このタイミングで結婚? 相手はどんな方ですか。
ノムラ 山梨大医学部の軽音楽部の先輩です。同い年なんですけど、向こうは現役で私が一浪だったので、学年は1つ上でした。物知りで、海外とか過去の音楽とかにもすごく詳しい。お笑いも大好きで、オードリーさんの深夜ラジオを崇拝してる人です。
――軽音楽部にも入っていたのですね。
ノムラ はい。1個上の部長が彼で、その次の部長が私。部長同士でした。
――プロポーズはどのようなものだったでしょうか。
ノムラ プロポーズというか、付き合う時に「結婚してください」って言ったんです。
――付き合う時に、結婚までノムラさんから申し込んだ。
ノムラ それが大学4年生のころなんですけど、その前から私の話をよく聞いてくれていたし、すっごく心地いい人で。ずっとこのまま一緒にご飯を食べたいと思っていたので、それもそのまま伝えて。


