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会ができてしばらくのあいだ、ほかの3人からは「姫」と呼ばれていた。前田はそれをあだ名だと思っていたが、やがて世間知らずのお嬢様という意味での姫だと気づく。その後、「あっちゃん」と呼ばれるようになったときには、同じ人間として認められた気がしてうれしかったとか(『週刊文春』2024年2月15日号)。
3人と比べて焦りが募っていった
ブス会で集まったときには、仕事の話はほとんどしないとはいえ、ほかのメンバーがどんどん成長していくのを間近で見るうち、しだいに焦りが募っていった。ほかの3人がお芝居のことだけ考えているのに、前田はAKBでの活動もあり、個人での仕事と両立する難しさも痛感する。
AKBを卒業していざ俳優を本格的に目指そうとしたとき、その勉強ができていなかったと気づく。そこでAKBの総合プロデューサーである秋元康からの助言もあり、映画をたくさん観るよう心がけた。幸い、前田の周囲には映画を死ぬほど観ている人が大勢おり、それぞれに違う作品を薦めてもらえた。ソロ曲のミュージックビデオの制作を機に親しくなった映画監督の犬童一心は、誕生日プレゼントにお薦めの恋愛映画を選んでくれたという。

