未熟な精神科医よりもAIは優秀
だが、AIのこうした活用法に対し、和田氏は「そんなちっぽけなものではないでしょう」と言う。
「AIは単なる事務作業の道具ではない。頼もしい人生の“バディ(相棒)”になり得るものです。例えばすでに未熟な精神科医よりも“カウンセリング相手”としてAIは優秀だと断言したい。AIは思考の様々な苦労から人間を解放してくれるのです」
中高年や高齢者になれば、人によってAIに苦手意識もあるかもしれない。しかし和田氏は、「むしろAI活用は高齢者にとって有利だ」と切り出す。
「これまでは『新しい機器を使いこなせなければ、時代に取り残される』という恐怖感があった。IT革命時代は、パソコンの操作が難しいと感じる世代もいたはずです。しかしAIは違う。なぜならAIの側が勝手に自分で考えて、こちらに合わせてくれるからです。難しい使い方など覚えなくても、日常生活的に使いこなせるものなのです」
質問が的確であるほど正確な答えを得られやすいというAIの特徴もある。
「この点で若者よりも、豊富な人生経験を生かして深く鋭い質問ができる高齢者に1日の長があります。AIは高齢者の生活をサポートし、老後の心の充実をもたらすでしょう」
では、私たちはAIとどう付き合い、どんな場面で活用すべきか。
この続きでは、孤独を癒す方法、認知症のサポート、趣味や創作への活かし方など精神科医である和田氏の目線から具体的なAI活用法を提言している。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および7月9日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる。

