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……と、ここまで、改めて映画『Michael/マイケル』を楽しむための伝記映画を紹介してきたが、おまけに『ロケットマン』にも『Michael/マイケル』にも描かれていない、エルトンとマイケルの交友を記して、この文章を終えよう。
90年代のある日、エルトンはマイケルを食事会に招いた。だが、マイケルは言葉を発さないばかりか、食事にも手を出さず、ふらりと部屋から消えた。気づけば、エルトンの家政婦が暮らすコテージで、家政婦の息子と無言でテレビゲームをしていたという。
エルトンはその様子を、『Me エルトン・ジョン自伝』(川村まゆみ:訳/ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)でこうつづっている。
〈時がたつにつれて彼(マイケル)はだんだん世界から、そして現実から自分を隔離し始めた。(中略)彼は行ってしまったのだ。自分だけの世界へ〉
スターゆえの孤独を知るエルトンだからこそ、マイケルの苦しみを理解し得たのかもしれない。


