そして男は…

 古屋が疑念を抱く。もしかしたら、彼女はすでに誰かと結婚したのではないか。だから住所を明かさないのではないか。実は、ふみえは姉のもとに短期間暮らした後、都内の食堂店員、埼玉県や静岡県内の旅館の従業員など職を転々としていたのだが、古屋の苛立ちはもはや抑えきれないところまで激しさを増していた。

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 後日発見されたのは、乳房や性器を切り落とされた19歳女性の遺体。犯人は古屋だったが、そこには凄惨な「誤算」があった。手にかけたのは、殺したい相手とはまったくの「別人」だったのだ。彼女は一体、誰だったのか——。

次の記事に続く 「殺した相手は“惚れた女性”と別人だった」19歳女性をバラバラに…勘違いで人を殺した【29歳ストーカー男の末路】(昭和29年の事件)