TBSを退社後、フリーアナウンサーやラジオパーソナリティ、モデル、執筆活動など幅広く活躍し、近年は俳優としても注目を集める宇垣美里さん(35)。

 7月1日から放送されている、自身2度目の主演作となる連続ドラマ『おちたらおわり』では、ベイエリアの新築タワーマンションで暮らし、子どもを同じ幼稚園に通わせるママたちの心理戦に巻き込まれていく主人公・月島明日海を演じる。『週刊文春』の隔週連載「宇垣総裁のマンガ党宣言!」でもおなじみ、溢れる“マンガ愛”を持つ彼女に、人気原作のドラマ化に対する思いや、撮影の裏側について話を聞いた。

宇垣美里さん

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演じるのは“自身とは正反対の役柄”

――『おちたらおわり』で演じる月島明日海は、学生時代の苦い体験から女子グループと付き合うのが苦手ですが、幼稚園児の娘がいる以上、ママ友との付き合いは必至。そこへタワマン社会における格差問題、人間関係が幾重にも絡み合ってきます。強烈なキャラのママたちのなかでパワフルにサバイブするものの、聡明な人柄が際立つ役ですね。

宇垣 明日海は、素の私とは違うタイプの人ですね。タワマンの住人同士の嫉妬やマウントの取り合いにその都度真剣に悩む繊細さを持っていますけど、私はそういうことがまったく気にならないんです。ただ、彼女の頑固さや気持ちのぶれなさ、誠実だからこそ融通が利かない要領の悪さみたいなものには、マンガを読んでいる時から「わかる!」ってすごく感情移入していました。

 

――篠田麻里子さん演じる孔美子は、50階に住むセレブママで、明日海にトラウマを植えつけた張本人。凄まじい執着心で人を翻弄する強烈な女性ですね。宇垣さんの最初の著書『風をたべる』では、「誰よりも印象に残る悪役を演じたい」とあったので、孔美子役をやりたかったのでは?

宇垣 はい、まさに「孔美子、やりたい!」と思いました。「情念で生きてます」みたいな人、好きなんですよ。私自身が割と淡白だから、そういう人を見るのが面白いんです。(篠田)麻里子さんは思った以上に、ねっとりと怖い孔美子を体現されていました。