自閉スペクトラム症と知的障害を持つ長男「えぬくん」との日々をYouTube「えぬくんちゃんねる」で発信してきた麻希さん。「やけくそポジティブ」という飾らない発信が人気を集め、チャンネル登録者数は17万人を超える。

 YouTubeチャンネル開設後には離婚も経験した。そして今年5月にはえぬくんがチャンネルを卒業し、新たな道を切り拓こうとしている麻希さんに、成長に伴う障害児育児の難しさについて聞いた。(全5回の3回目/つづきを読む

えぬくんと麻希さん(公式Instagramより)

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他の子と遊ぶのが難しい

――えぬくんはまもなく10歳ということですが、お休みの過ごし方も変化してますか。

麻希さん(以降、麻希) そうですね。公園とか児童館みたいな、子どもの定番的な遊び場は年々行きづらくなっていて。

――それはどういった理由で?

麻希 大きくなると力も強くなってくるので、周りの子たちをびっくりさせてしまったり、ルールを守れないことで他の子に迷惑がかかってしまうことが多いので。

 まだ小さい時は全然、公園とかでも遊べてたんですけどね。

――大きくなるにつれて、他の子と遊ぶのがなかなか難しくなってきている?

麻希 それは間違いないですね。昔は一緒に遊んだりお泊り会とかもしてたんですけど、大きくなるにつれて普通の子たちが息子に対して疑問を抱きはじめたり、怖い思いをさせてしまったことが何回もあって。その現場を目撃すると、ちょっと私が見てられないというか。

――子どもの反応は素直ですもんね。

麻希 えぬも悪くないし、お友だちも誰も一切悪くない。悪くないんですけど、やっぱり他の子が息子のことを「怖い」って顔で見たり避けたりするのを見るのは、親としてはすごくつらくて。

 印象的だったのは、家にお友だちが遊びに来てくれたとき、息子が嬉しさのあまり興奮して、玄関で迎え入れる時に「ギャーーーっ!」って叫んだことがあって。えぬはお友だちが大好きなのでテンションが高ぶってしまったんですけど、お友だちにはわからないので、息子のことを怖がって家に入れなくなってしまったことがあったんです。

親子でお出かけ(公式Instagramより)

――そうだったんですね。

麻希 そういうことがあると、私がみんなを楽しませないと、と120%のおもてなしをして頑張ったりして。「すごい自分必死だな」と、ふと客観的に自分を見ちゃったりしてました。