自閉スペクトラム症と知的障害を持つ長男「えぬくん」との日々をYouTube「えぬくんちゃんねる」で発信してきた麻希さん。「やけくそポジティブ」という飾らない発信が人気を集め、チャンネル登録者数は17万人を超える。

 YouTubeチャンネル開設後には離婚も経験した。そして今年5月にはえぬくんがチャンネルを卒業し、新たな道を切り拓こうとしている麻希さんに、ママ友との関係性や、今後のチャレンジについて聞いた。(全5回の5回目/最初から読む

えぬくんと麻希さん(公式Instagramより)

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「同じ境遇のママ友」ばかりではない

――ママ友とのつながりは強いですか?

麻希さん(以降、麻希) 昔からの療育園のお友だちとか、支援学校のママ友はすごく多いです。

 ママ友っていうと、今は必要ないみたいな意見もありますけど、私は障害児育児をしてるからこそネットワークというか、つながりを大事にしたいと思ってます。得られる情報の量もやっぱり全然違うので。

――障害の種類も度合いもいろいろかと思いますが、コミュニケーションの難しさはないですか。

麻希 そこはすごく気を遣うところですね。私の場合、やっぱり親しくなるのは自分の子と同じ、重度のお子さんを育てる親御さんが多いというのはあります。

自閉症と知的障害を持つえぬくん(公式Instagramより)

――悩みが似ているというか。

麻希 そうですね。うちと同じ自閉症と知的障害が併存している場合でも、軽度か重度かでお互い分かり合えないことはたくさんあって。

 とはいえ、軽度のお子さんを育てる親御さんのお友だちもいるし、お互い共感はできなくても否定しないことが付き合いやと私は思ってるんで、「お互いいろいろあるよね」っていうマインドでやっていけたらと思ってます。

 逆に、健常な子を育てているママの方が気を遣わずに話せることもありますね。

――そうなんですね。

麻希 障害児の親同士だと、自分の悩みが相手にとってはマウントみたいに感じられてしまうこともあるだろうし、逆にそういう捉え方をしちゃう自分もいて。

 一方で、全然違う立場だともはやなんとも思わないというか。どっちも私は大事にしたい友だちなんですけども。