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正体はコイだった。
丸々太ってヒレも大きなコイの引きは格別。朝一はコイの活性も高く、周りの親子やカップルも皆竿を曲げていた。一匹の満足感も高いので、3匹釣ったところで桟橋での釣りを終えて今度はボートフィッシングに挑戦してみた。
ボートに乗ればそこは大都会の秘境
釣りボートのレンタルは1時間1800円。せっかくなので余裕をもって2時間2900円のプランを選択。出艇はスタッフの方がサポートしてくれるため初めてでも安心して乗れる。
改めて見上げると、高低差により首都高や高層ビルの圧迫感が増してみえる。おおよそ80年の変化がもたらした景観のコントラストに目がくらみそうだ。
かつての濠の外壁は存在するものの、草木に侵食され自然に還りつつある。壁一面が緑に包まれていると、大自然の湖沼を泳いでいるような錯覚に陥る。
四谷方面へと続く濠は、くの字になっていて、行き止まりまでは約450m。釣り人の心理的に奥の方が釣れそうなので行き止まりまで進むことにした。途中、観光目的のカップルやブラックバス狙いの本格的な格好をした釣り人まで、多くの利用客とすれ違った。
視界から構造物が消え、それまで当たり前にあった喧騒は遠のき、まるで原生林に囲まれた秘境にいる気分になる。ここが東京都だなんて誰が信じるだろうか。釣れそうな雰囲気も高まったところで船を止めて早速釣りを開始する。





