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若い頃のムタの動きなら今のWWEでも相当稼げる
――では、闘魂三銃士として新日本で活躍していた90年代は、アメリカに戻ろうとは思いませんでしたか?
武藤 そんなの仕事だけの問題じゃなく、プライベートも関わってくる話だからさ。俺は92年に結婚してるから、結婚式を挙げたりいろいろ忙しかった。そのうち子供ができたなんだってなったり、家を建てちゃったりしたら、独身の時みたいに自分の考えだけでは動けないよね。
――結局、武藤さんは90年代以降はほぼほぼ日本で活躍されましたけど、もし今若かったら、この経済格差だとやはりアメリカを目指してましたか?
武藤 そりゃ、目指すよね。俺は30年早かった。昔のグレート・ムタの試合というのは、ソフトとして映像を見たら古く見えるかもしれないけど、その動きに関しては、俺が今見ても「いい動きしてるな」って思うからね。今俺が若かったら、アメリカで相当稼げただろうな(笑)。
――それこそゼロが一つ二つ違う額を(笑)。
武藤 ただ、もし人生をやり直せるなら、小さいうちから英語だけはちゃんと勉強するな。学校で他の教科はいっさい勉強しなくても、英語だけは勉強するよ。
――英語さえできればなんとかなる、と(笑)。
武藤 日本人レスラーにとって一番のネックはそこだからな。
――言葉の壁というハードルはあるにしても、才能のある人が海外を目指すという流れはもう止められませんかね?