新人に「スクワット3000回」をやらせていた理由

武藤 また、選手を育成するための合理的なシステムができあがってるんだよ。今のプロレスには何が必要かをちゃんと分析して、それをしっかりと教え込んでいる。だから育つのも早いよな。昔の日本のプロレス界で、入門したらスクワット3000回とかそんなことばっかりやってたのは、教える側も何を教えていいかわからないから、やらせてたんだと思うよ。

――ひたすらキツいけど、目的がわからない練習(笑)。

武藤 受け身の練習なんかにしても、本来はケガをしないような受け身が取れるようになることが目的なはずじゃん。それなのにバンバン頭を打つまで受け身の練習をさせたりしてるから、不思議でしょうがない。ケガしないための受け身の練習を、ケガするまでやらせてんだから。

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――それじゃ本末転倒ですもんね。

武藤 だから「選手を育てる」ということに関しても、団体やコーチが育て方をちゃんと学んで、そこから変えていかなきゃいけない。そうしないとアメリカとの格差はどんどん開いていくよ。まあ、俺は引退して外野にいるから好きなこと言えるんだけどね(笑)。

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