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私は、マイケルのことなのでよからぬことを考えていると思った。米軍と日本人女性の結婚トラブルはよく聞く話である。
金銭を貢ぎすぎて借金がかさんだ。妊娠を告げたら連絡がとれなくなった。アメリカに会いに行ったらすでに配偶者がいたなど枚挙に暇がない。
「おめでとう。よかったな」
私が社交辞令を言うと、女性はまんざらでもなさそうである。マイケルは用件を切り出した。
「けどよ、軍隊の契約が切れてしまって仕事を探さないといけないから車を今日だけ貸してくれないか」
貸したくないというのが本音だが、マイケルはやけにテンションが高いし断りづらい雰囲気である。無制限の保険をかけているし、日本人女性も一緒なので大丈夫だろうと判断し、マイケルに車のキーを渡した。
「車は、仕事で使うものだから今日だけにしてくれよな」
私は、その後仕事に戻った。
1時間ぐらい経った頃、マイケルからの着信があった。
意外と早いなと思いながら、電話をとった。
「@:××☆×◇!! FUCK!!」
大声でわめき散らしていて「FUCK」以外の言葉が聞き取れない。